MacBSの日常生活的日記

LXU-OT2 レビュー 到着編

Amazonで予約しておいたStereo 2013年1月号ですが、今日到着しました。

というわけでまだエージングどころではない状態ですが、速攻で試してみた感想を書いてみようかと。
まず、付属品ですがLUXMANのロゴも入った長さもゆったりのUSBケーブルが付いてくるのがうれしいポイントです。
まずはこのUSBケーブルをセルフパワーにつないで再生してみます。
なお、再生ソフトにはAudirvana Plusを使いましたが、Direct Modeにもちゃんと対応していました。

音の感想の前にちょっと気になったのが、基板の切断面にほつれが目立つ点です。
去年のLXA-OT1では見かけなかったようなので、ちょっと加工が雑になったのかなぁという気もします。
部品群は前回と同じようなコンデンサが多数で、付録としては仕方ない部分ですね。

さて、音のほうの感想ですが、今回はRCA出力のみを試しています。
接続している機器は以下のとおりです。

音源: Mac mini + Audirvana Plus(Direct Mode)
USB-DAC: LXU-OT2
(比較機材: JAVS X-DDC,ATOLL DAC100,ARCAM DELTA BLACKBOX 50)
Amp : Micromega Minium AMP 2
SP : DALI Royal Menuet II

まず感じるのは音量が小さい、というところでしょうか。
といっても不具合とかではなく、他のDACと比べて2割くらい出力レベルがちょっと小さめな程度です。
音量が大きいほうがどうしても音が良いように感じがちという部分があるので、その点ではLXU-OT2は勘違いされやすい要素があるかも。
ただ、実際にはノイズ感はあまり感じず、前評判よりはかなり良い印象です。
帯域こそやや狭くまとまった感じはありますが、去年のLXA-OT1同様、ラックスマンらしく整った音に感じます。

もう一つ、ファーストインプレッションとして、スピード感がややもっさりして曲のリズムが遅いような印象を受けたのが印象的でした。
低域の締りと言いますか、ダンピングファクターが低い感じはあり、低域の伸びもやや控えめな感じがそう感じさせるのかな。
全体的にはやや低域寄りで微かにドンシャリ的な傾向ですが、適度なクセ程度の味付けです。
音数が増えると濁るあたりはさすがに通常の製品と比べるのはかわいそうですが、小編成のジャズあたりが似合う雰囲気にまとまっている印象です。

あと、パソコン側でHDDアクセスなどの負荷がかかると、ほんの少し定位にゆらぎが出たように感じることがありました。
ノイズに関してはセルフパワーのUSBハブ経由で接続し、RCA出力する範囲では気になるようなことはありませんが、電源や環境の影響を受けやすい傾向はあるのかも。
ケースにもまだ入れていませんし、パソコンから近い場所でUSBのバスパワーを使っているんですから仕方ないところでしょうけれど。

他の機器との比較はまだエージングも十分にされていないので次回以降にしますが、確かに性能差はあるものの、付録とは思えないほどのポテンシャルは持っていると思います。
なにより音のまとめ方が上手いところは他のメーカーさんにも見習ってほしい要素かと感じました。
次回以降、ヘッドフォン出力のチェックや他機器との比較試聴、オペアンプ交換やケース作成などを書いていこうと思います。

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