Marantzからネットワークプレーヤー「NA6005」が発表されたようで。
NA8005の下位モデルということになるそうですが、大きな違いはUSB-DACが割愛されているのと、同社のウリでもあったはずのデジタルアイソレーションシステムも省略されているところです。
前者は差別化のためにある程度仕方ないとして、後者はPC周りで使う上で重要という判断だったのではなかったのかなぁ。
かなり無理に理屈を付けるなら、LANケーブルのみでの接続で、USB(や同軸)で繋がることがないから、ということなのでしょうか。
そうそう、そのデジタル入力もあえて同軸入力は廃されていて、光デジタル入力のみです。
一方、機能面ではWi-FiやBluetooth対応で、さらにはAM/FMチューナーも内蔵しています。
こっちもかなりのノイズ源やノイズに影響を受けやすいものばかりだと思いますけど、デジタルアイソレーションシステムは不要だったのかなぁ。
全般的には最近出ているMarantz製品に近い印象で、内部基板の一部がどことなくHD-DAC1に近いような気もします。
今さら気づいたのですが、最近のMarantzの廉価モデルは背面に「Designed,Engineered and Produces under supervision by Marantz」と書いてあるんですね。
「under supervision」がProducesだけに掛かるのかどうかによって意味合いがだいぶ違ってくるように思いますが、これってマランツ製!というよりもマランツが監修した別メーカー製みたいなニュアンスにも取れるように思うのですけど、私の英語力が不足してるだけでしょうか。
ちなみにこの記述、HD-DAC1やNA8005も同様で、どれもMADE IN CHINAです。
逆にNA-11S1にはこの表記はなくて、こちらはMADE IN JAPANとなっています。
別に品質がしっかりしていればそんな重箱の隅をつつくようなところはどうでも良いのですけど、HD-DAC1のノイズの件もありますし、同じD&MグループのDENON DA-10のこともありますから、どうしても気になってしまいます。
競合他社と勝負するにはコストダウンも必要だと思いますが、品質管理には気をつけてほしいところです。