マランツのUSB-DAC機能付きネットワークプレーヤー「NA8005」の発売が6/15に決定したそうで。
DSD対応USB入力を備え、ネットワークプレーヤー、そしてデジタル・アイソレーションシステムでノイズ源であるパソコンとの共存を強く意識した製品で、ある意味最も先端っぽいオーディオジャンルと言えるでしょう。
こうなってくるとぼちぼち音楽配信もDSDメインになることが期待されるところですけど、そもそもDSDネイティブで録音・マスタリングしたものはまだまだ少ないですし、SACDのリッピングは相変わらず不許可、その配信もほとんど無しですからねぇ。
ファイルサイズも考えると現状はPCMのほうが親和性は高いのかも。
私もネットワークプレーヤー導入はもうだいぶ前から考えていて、それこそ最初はMarantz NA7004でした。
その後、Pioneer N-50、今はOlasonic NANO-NP1が意中の人ならぬ意中の機器です。
その前にNASを自宅導入したいなと、今回も相場調査も兼ねて色々見てきましたが、やっぱりどうも価格から見た場合に「これならMac miniを別途用意したくなるなぁ」というのが正直なところで…。
AirMac Expressにした関係で有線LANポートもひとつになってしまってますし、まずはここをAirMac Extremeにするのが最初かな。
そんな風にいろんな機器とコミニュケーション、コラボレーションできるのが良さでもあり、(悪く言うなら)やっぱり面倒くさいというのがNA7004が出た当時からあまり変わらない感想かも。
その点、AirPlayは非常に良く出来てますけど、こっちは音質面でやや不満が残るのがねぇ。
いつものようにずいぶん脱線しましたが、NA8005の価格は129,500円とのこと。
価格面でもこれだけで済むのであれば30万円クラスのSACDプレーヤーよりも優秀なくらいだと思うのですが、やはりNASなどの環境周りが伴いますから…。
なお、発売記念キャンペーンで、購入者から抽選で40名にAudioquestのUSBケーブル「Carbon」(1.5m)もしくはLANケーブル「Cinnamon」(3m)が当たるんだとか。
てっきり「もれなく」だと思ったんですが、結構セコい小規模なキャンペーンなんですねぇ。
逆に言えばそれだけギリギリのコストで出してるということかもしれませんが、どうせ抽選ならDSD楽曲の詰まったNASを1名様に…とかのほうがインパクトがありそうな気もします。
やはりネットワークプレーヤーを出すからには今後はNASの部分も共同開発、あるいは自社から出すくらいの勢いで、メーカー側もコラボレーションしていかないと市場が意外に伸びていかないのではないかなとも思います。