marantzから新しいプリメインアンプ「PM-14S1」が10月に発売だそうで。
PM-13S2とPM-15S2というモデルがすでにありますが、型番としてはその中間に位置するモデルですね。
価格的には252000円だそうですからほぼPM-13S2に近い価格ですし、実売だと現時点では逆転しています。
面白い特徴としてはフェアチャイルド・セミコンダクターのトランジスタを一部採用しているところでしょうか。
40年くらい前のマランツのアンプで使ってたそうですが、当時のマランツは前身の日本マランツでもなく、アメリカのメーカーだったわけですけどね。
採用の理由としてはマランツ独自のHDAM実現にあたって、パーツ供給が少なくなって作れなくなることを危惧して検討したとのこと。
トランジスタに限らずどんどんオーディオ用電子部品は減っていますし、将来の保守も考えると安定供給できる素子を選ぶのはメーカーとしては重要な課題でしょう。
全体的には価格なりに豪勢な構成になってる印象ですが、ひとつ気にかかったのがヒートシンクです。
ヒートシンク自体は立派なものが付いてますが、ぱっと見、ヒートシンクについてるのは左右それぞれトランジスタが真ん中に1or2個くらいのように見えます。
あとの部分には基板がスペーサごしにネジ止めされているんですけど、これだと基板の熱交換はできないですよねぇ。
それほど熱を発しない設計なのかもしれませんが、それならもう少し小さなヒートシンクでも良いような気もします。
また、これはこの機種に限った話ではありませんが、ほとんどのアンプはそれなりに大型のヒートシンクがなぜかアンプの内部に配置されてるんですけど、これはエアフローとしては正しいのかなと。
下から上に流れる設計なのかな、という気もしますが、外側にドシッと付いてたらカッコイイのに、なんてミーハーに思ってしまいます。
あと、スピーカー端子がオリジナルの「SPKT-100」というものになっています。
以前のものよりも頑丈そうでネジの外側が銅になってますけど、ショートの可能性を考えるとむしろプラスティックのほうが良さそうな気も…。
13と15のわりと狭い隙間にあえて持ってきたところも含めて、ちょっと無理にセールスポイントを盛り込んだのかなぁと勘ぐるのは皮肉れ視線のせいかもしれませんね。
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