marantzからネットワーク再生機能搭載のSACDプレーヤー「SACD 30n」が9/5に発売だそうで。
プリメインアンプの「MODEL 30」と同時発売ですが、今回からガラッとデザインが変更になっています。
ブランドイメージ統一もあるでしょうし、部材の共通化でコストを抑える側面もあったのではないかと思うのですが、そろそろ新しいデザインに…ということなのでしょう。
ブランドのキャッチコピーも「Modern Musical Luxury」に変更するんだそうで、AccuphaseやLUXMANを意識したところもあるように感じられます。
デザイン自体の方向性はむしろ最近のスマホなどを意識したようなモダンな方向性ですけどね。
30というのはマランツにとって昔から重要なナンバーですし、その第一弾としてSACDプレーヤーを出してきたのはちょっと意外でした。
ネットワーク再生はHEOS搭載で現代的なものですが、やっぱりまだ円盤再生が重要との判断でしょう。
MQAにはファイル再生もMQA CDも非対応というのも結構予想外な印象を受けました。
なお、DAC部としては32bit/384kHzまでのPCMと11.2MHzまでのDSDに対応しており、独自のディスクリートDAC「Marantz Musical Mastering」の第3世代のものを搭載しているそうです。
光学ドライブは「SACDM-3L」搭載で、SA-12のメカをややコストダウンしつつも近い品質を維持したんだとか。
いまやSACDが読めるドライブ、ピックアップは貴重ですし、D&Mがほぼ唯一の供給元でもありますから、自社でもバンバン使ってもらったほうが安心ですね。
入出力はかなり充実していて、LANやUSBはもちろん、Wi-FiからBluetoothまでデジタル再生系はコレ一台に任せられる感じでしょう。
出力側もHDAM-SA2搭載でフルディスクリート、さらには3段階のゲイン切り替えまで備えたヘッドホンアンプを搭載しているので、機能はもう満載です。
それぞれの回路をオフにしたりもできるようですが、今回取り上げなかったプリメインアンプもパワー部はD級アンプ(Hypex NC500)のようですし、そのあたりは時代を反映した構成です。
もちろんノイズ対策に抜かりはないと思いますけどね。
お値段は27万円(税抜)と高騰化が目立つオーディオ界隈にしては良心的なお値段かな。
今年はイベントも中止が目立ちますし、なかなか試聴の機会もなさそうですけど、そちらについても貸し出しとか新しい形での体感ができるような仕組みづくりもぜひ取り組んでほしいなと思います。
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