Mark Levinsonからモノラルパワーアンプ「No536」が12月下旬に発売されるそうで。
我が家ではインターコネクトケーブルでしか縁のないマークレビンソンですが、昔からなんとなくあこがれの存在ではあります。
音傾向としては初期のマーク・レビンソン氏が在籍した頃のもののほうが好みではあるんですが。
今回のNo536はAB級400W/8Ωというスペックで、バランス回路を重視した設計になっているみたいです。
一応、入力端子としてはアンバランスのRCAも装備されていますけどね。
内部も見たところ、左右対称を強く意識したもののようで、モノラルアンプでもプラスマイナスでミラー構造なのが有利なのでしょうか。
これだとアンバランスのステレオパワーアンプとして出しておいて、BTLでも使えるよ、という方が使い側にとってはうれしいかもしれません。
また、最近の高級アンプでは多いですけど、電源コンデンサにわりと小さめのものを多数パラレルに使ったものになっていて、これもハイスピード化などで有利なのでしょう。
ただ部品点数が増えれば故障率も上がりそうなものですが、このくらいのモデルになるとむしろ馬鹿でかくて入手困難な単品を使うより、比較的入手しやすい中型のものを使っておいたほうが後々良いという配慮もあるのかな。
これを試せるくらいの環境にしてみたいものですけど、そういう夢のある製品を輩出し続けてくれるブランドの存在自体がオーディオ業界には貴重な存在なのだと思います。