• 198月

    Master&DynamicのBluetoothヘッドホン「MW50」を追加してみました。

    さすがにもうかなりの数のワイヤレスヘッドホン・イヤホンを所有してますので要らないかなぁと思いつつも、当初の価格からずいぶん値下がりしていたのとAventho Wireless JP同様に3.5mmケーブルでワイヤードでも使えることから、ついつい購入した次第です。
    またMac ProではこれまでWF-1000Xを使っていたんですが、ちょっと途切れがちですし、そこを補えたら良いかなという思いもありました。

    やや気にかかっていたのは公式の対応コーデックがSBCとaptXとなっていて、AACには非対応っぽかった点です。
    それもMacならちょっと弄ってaptXに強制対応させることができるから良いかなという目論見もあったのですが、実際にはあっさりAACで接続できました。
    ちなみにMacならコーデックを確認することができますが、iPhoneは残念ながらヘッドホン側に表示機能でもないかぎり知ることはできません。

    正直それほど音質に期待はしていなかったのですが、ベリリウムコーティングの40mmドライバはなかなか素直で思っていたよりはずっと良い音でした。(失礼)
    サイズ的にもAventho Wireless JPと比べてみましたが、音場こそやや狭めなものの、無理に解像度高く聴かせようとしていないのもあってクセがなく素直なところが良い印象です。
    そのおかげもあって、わりと実用本位で動画再生などに限られがちだったこれまでの使い方と違って、音楽もそのまま楽しむことが多い気がします。
    本来はそれが普通で、音楽のときだけワイヤードやスピーカーに移行する使い方のほうが稀でしょうけれど。

    Aventhoよりウォーム系で中域やや下寄りが厚めなので、雰囲気としてはB&W P7に近い印象でしょうか。
    MW50は後継のMW50+と違って、オンイヤータイプのイヤーパッドのみが付属しますので、ちょっとした装着ズレが定位に与える影響がやや大きめかなという気はしました。
    ちなみにMW50+用に単売されているオーバーイヤーのパッドも互換性がありますから、そっちに交換するのも良いのかもしれません。

    レザーやアルミが多用されたデザインや作りはかなりしっかりしたもので、そのあたりはAventhoよりも高級感があるくらいです。
    操作系はやや小さめのボタンですが、音量や再生・停止などはブラインドで可能ですし、使い勝手もなかなかです。
    ただ、音量をかなり大きめにするとハウジング(?)がやや響く印象があるので、適度な音量での使用が良さそうです。

    また、余計な無線系のノイズが皆無なのは安心感がありますね。
    それが当たり前といえば当たり前なのですが、このところそういう類いのノイズが多いモデルに何度か出くわしたので…。
    接続の安定度という点ではやや途切れやすい傾向はあるようですが、一度ファクトリーリセットしたら多少改善されたような気もします。
    aptXでより起こりやすい印象もありましたし、Mac Proとの接続性も考慮して結局、MacでAventho、iPhoneにMW50という割り当てになりました。

    今回のは3.5mmケーブルなどが欠品だったりして安かったところもあるでしょうけど、そちらもAventhoの奥まったプラグとは違い、ほぼ汎用品でいけそうですから、そのうち入手したいところです。
    ちなみにワイヤードで聴いた感じだとより素直なものの、Bluetoothと比べるとややナローな印象もあったので多少の補正は施されていそうです。
    かなりコンパクトで持ち運びやすいサイズ感のヘッドホンですが、テストトーンを入れるとしっかり19Hzも再生できますし、USB-Cでの充電も扱いやすいですから、安い出物に出会えればまだまだ良い選択肢かなと感じました。

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    Filed under: Audio
    2020/08/19 3:30 pm | Master&Dynamic MW50 はコメントを受け付けていません

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