Mhdt LaboratoryのUSB-DDC「USBridge」が処分価格になっていたのでゲットしてきました。
現状、JAVS X-DDCを使っていて大きな不満はないわけですが、ちょっと別のを試してみたいというのと、紗羅のシステムにDACを追加する布石としても良いかなと。
ちなみに海外では後継モデルが出ていますが、どうやらDDCではなくDAC付きヘッドフォンアンプになってるようで、今のところ国内投入される様子もないようです。
このモデルの特徴としてはI2S出しが可能というところでしょうか。
実際にはこれを受ける側のDACがうちにはないので、特に使い道はないんですけどね。
USBコントローラーにはCM6631が使われていて、XMOSやTENORが多い中ではちょっと珍しいかも。
基本的には専用ドライバをインストールする必要があるようですが、OS X MavericksだとOS標準でも一応動作し、32bit/192kHzまで対応していました。
ただ、何故か176.4kHzには未対応なのがちょっと気になりましたけどね。
次に気になるのがAudirvana PlusのDirect Modeへの対応ですが、これも一応動作OKでした。
「一応」としたのは44.1kHzの場合はなぜか出力が16bitになるのが気になったからです。
アップサンプリング有りやハイレゾ音源では設定通り24bit、32bitになるんですが、ドライバの出来がややイマイチなのかな?
また、32bitでも動作は一応するんですけど、他のアプリなどで負荷が掛かった時にノイズが発生するケースが結構あります。
24bitにすれば多少安定しますが、X-DDCと比べるとDirect Modeで、どことなく不安定感はありますね。
あと、動作とは直接関係ありませんが再生中はランプが点滅してちょっと目障りな感じです。
そして気になる音の傾向ですが、X-DDCが高精細で音場が広がる印象に対し、USBridgeのほうは音像が締まる雰囲気で雑味が少ないです。
ただやはりバスパワーの影響か、はたまた先ほど挙げたドライバの安定度からか、他のアプリの影響による負荷の影響を受けやすい気はします。
無理してDirect Modeを使わないほうがかえって良いのかもしれませんね。
ここで一旦、X-DDCに戻してみると、やはり中高域の表情が豊かな、いつものサウンドです。
やや余韻が強い気もしますけど、どちらがHi-Fiな方向性かと言えばやっぱりX-DDCかな。
全般的にはリプレースしたくなるほどの魅力は残念ながら感じられませんでした。
ただ、以前使っていたhiFaceのドライバが残存して何やらエラーを吐いていたのを見つけましたし、もうちょっと追試が必要かもしれません。
さきほども挙げたDirect ModeやInteger Modeを使わないなどのパターンも含めて、時間が出来た時に再試してみたいところです。
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