• 168月

    MICROのプレーヤー「MR-611」のアーム不調が発覚し、一旦はPioneer PL-30LIIをピンチヒッターにしましたが、その間に次の候補を探した結果、マイクロ精機のBL-91をチョイスしました。

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    候補の条件はまずベルトドライブ(できれば外掛け)であることと、金属プラッターのターンテーブルが必須です。
    ストレートアームはカートリッジ交換が不便ということで、できればS字アーム、あとはダストカバーもあったほうが良い、という程度でした。
    たったこれだけの条件ですけど、これが意外と難しく、現行モデルのLUXMAN PD-171Aが有力候補に挙がったほどでした。

    個人的にはLINN LP12やトーレンスも気になってかなり調べたのですが、相談するたびにバランス取りが難しいと言われ、ちょっと辟易して怖くなってやめておきました。
    LP12に関しては最近の個体だと純正アームしか付かないという情報ももらったので、それも候補から外した理由のひとつです。
    導入するにしても私の場合なら、プレーヤー2台体制とかにするのが望ましいのでしょうね。

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    そんなこんなで、いつものように1980年発売と古いモデルを手にしたことになります。
    BL-91は昔も持っていて、SAEC WE-308Nを付けて使っていましたから、再入手という形です。
    ターンテーブル部分はこれ以上ないくらいの美品で、文句のつけようがない感じです。

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    ただ問題はトーンアームのほうでして、オーディオクラフトのAC-3000MCが装着されています。
    SAECのトーンアームでそれなりに慣れているつもりでしたが、AC-3000MCは「スタティックバランス型ワンポイントサポート・ビスコードダンプ」というものでして、これがなかなか調整が大変でした。
    説明書が付いてたので助かりましたが、なかったらたぶん分からないことがたくさん出てきたでしょう。

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    ラテラルバランスなどはそんなに難しくなかったですが、ウェイトが2つ付属していて、1つはえらく軽量向けで、もう一つはめちゃめちゃ重量級でして、その間は?というのに悩まされました。
    まずは下の標準ウェイトは重りを移動させることができて、それで大抵のものは大丈夫です。
    ただそれでも対応質量に隙間があって、そこは本来、ねじ込み式のサブウェイトで調整するようです。
    それは残念ながら付属しなかったので、ちょうど良いサイズのネジを付けて、ちょっと軽めのサブウェイトにしました。

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    さらにヘッドシェルの指かけやリフターに触れるとノイズが出るという問題があり、もしかしてオイル漏れが原因かと思って、オイル交換もしました。

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    ただノイズはそれだけでは解決せず、アームパイプの接続部の接触不良を疑ったり、アームレスト部のガタつきでノイズが出るようだと疑ったりとかなり試行錯誤を繰り返しました。
    特にMMカートリッジの場合に酷いようで、なんとなくMR-611の時と同様、アース側の内部配線不良のような感じです。
    最初は再生音には影響なかったのですが、徐々にひどくなり、アームを横に動かしたり、やや傾けただけでもノイズが目立つようになりました。

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    この状態ではMR-611の代替として導入した意味がなく、原因究明ばかりに手間取ってしまうこともあり、初期不良で返品することになりました。
    不具合もあって、じっくり聴きこむことができませんでしたが、音はちょっと鳴らしただけでも、これまでとは別次元だなと感じるものだったので、かなり残念です。
    とりわけS/Nが良く、高域が非常に伸びているのはちょっとビックリしたほどです。

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    そんなこんなで、代替機の代替機を探すこととなってしまいました。
    とりあえず候補は見つけたので、到着して無事に動作したらまたご報告したいと思います。

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    Filed under: Audio
    2016/08/16 12:00 pm | MICRO BL-91、ゲットしたものの… はコメントを受け付けていません

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