LUXMANがイギリスのブランド、Missionの国内販売権を取得して、今年の秋(10月頃)から販売を開始する予定だそうで。
MissionというとスピーカーよりもむしろCyrusシリーズのアンプの印象が強いのですけど、今は別の会社になっているっぽいですね。
ということでラックスマンから販売されるのもスピーカー群となるようです。
ここのスピーカーの特徴はなんといってもツィーターがウーファーの下に配置された「インバーテッド・ジオメトリー」でしょう。
なんだか最近出たStereo誌のムックにそっくりですが、もちろん元祖はこのMissionのほうです。
スピーカーセッティングをしっかりする前提であれば、やっぱりウーファーが下のほうが理にかなっていると思うのですが、ラフに直置きして聴くケースでは床面の影響を受けづらくなる分、ツィーターが下のほうが良くなるケースも多いでしょう。
別に市販の他のスピーカーもこうやって反対にセッティングしても構わないですし、ムック本のエンクロージャーも構造上の強度から考えるとツィーターが上のほうが本質的には共振しづらいようにも思います。
直接Missionと関係ない話になりましたが、ミッションのもう一つの特徴はそのリーズナブルな価格にもあります。
最近はQ Acousticsなども台頭してきましたが、同じイギリスのスピーカーとしてMissionも投入されるのは個人的にもうれしい気がします。
まだ販売されるモデルや価格はまったく分かりませんが、海外ではMXシリーズが人気のようなので、MX3辺りは入ってきそうな予感です。
2wayトールボーイのMX3で250ポンド前後、ブックシェルフのMX1にいたっては100ポンドほどで売られているようですし、国内代理店価格になってもそれぞれ49,800円、19,800円くらいにはなりそうですね。
そういえばLUXMANはずいぶん昔、まだ有名になる前のB&Wを輸入していたこともありましたが、今回は専門の部門を作るほどの力の入れ具合みたいです。
すでに発売されているライバルとしてはさきほどのQ Acousticsはもちろん、DALIのZENSORシリーズなどでしょうか。
イギリスのスピーカーはあまり細かいことを気にせず良く鳴る傾向のものが多いですし、昔のMissionよりもデザインも大人しめになってるから結構人気が出そうな気がするので、発売が楽しみです。