EscartからMistralブランドのPC向けオーディオボード「EVA」が発売になってるようで。
オーディオボードというと振動を抑える一種のインシュレーター的な製品が多いんですが、これはPCに特化して「電磁波吸収」というところに着目したみたいですね。
ただ、かなり賛否両論を呼びそうな内容でして、つい紹介してみたくなりました。
ベースはマウスパッドやMac miniの放熱用ボードなどでも見かけたことのあるアルミ素材です。
どうもこれを2枚表と裏に使い、真ん中の部分に電磁波吸収素材をサンドしてあるみたいなんですが、この真ん中の素材については書かれていません。
「電波のエネルギーを磁気損失により熱エネルギーに変換し吸収する」そうで100MHz~10GHzの広範囲をカバーして」るとのことですが、フェライトみたいなものでしょうか。
さらにこのボードにはUSBポートが備えられています。
といっても別にUSB機器として動作するようなものではなく、これを使ってアースを取れるとのこと。
USBポートも実際には信号線や電源ラインは繋がっておらず、シールドラインだけがボードと接続されているようですね。
私が少し前に作った仮想アースとも考え方は近い感じですが、USBのシールドに悪影響が出て逆効果になる危険も秘めているような気もします。
ボードは大きさによっては3種類で、Mac miniにジャストサイズっぽいEVA-Umini、13インチのノートパソコンに合ったEVA-U13、15inch用のEVA-U15が用意されています。
お値段はどれも3万円台(13inchのがちょっと安いくらい)と、安い中古のMac miniだと買えそうな…。
こういう製品は頭ごなしに否定されがちですが、私も仮想アースを自作したりしてそれなりに理解があるほうなんですけどねぇ。
ただ、やっぱりこういう価格付けっていうのはちょっとどうだろう?と思う部分もありますが、実際に売れる枚数を考えると仕方ないのかも。
似た感じのものはDIY気分でも作れそうですし、参考にするには面白そうだとは思います。