My Sonic Labのヘッドシェル「SH-1Rh」を追加してみました。
ZYX Ultimate 100とLyra Helikonにすでに導入してありますので、これで3個目ということになります。
当時よりだいぶお値段が上がっていて現行価格だと2万円近いですが、探すとまだ旧価格に近いお値段で売っているところも多少あるはずです。
改めて重量を確認すると14gとのことですが、SONY XL-55を装着しているENTRE ES-12の12gを置き換えるにはちょっと重いです。
SAECのトーンアーム「WE-407/23」はウェイト交換で幅広い重量に対応可能ですが、うちはミドルマスウェイトのみなので15〜25gに対応できる形です。
取り付け候補としては以下のあたりでした。
SONY XL-55(カートリッジ本体:10g)
Accuphase AC-2(9.5g)
Victor MC-1(8.7g)
SONY XL-44L(6.2g)
14gにリード線も含まれるのか確認しませんでしたが、できれば中間の20g前後が良いでしょうから結局はSONY XL-44Lにしておきました。
実際に装着してみるとそれでも真ん中よりは重量寄りになるのでおそらくリード線は重量に含まれていないんでしょうね。
リード線自体も別売りされているもので品質も良く柔らかいので装着はとてもしやすいです。
XL-44Lに針カバーがないのでそこはちょっと恐る恐るになってしまいましたけど。
音はかなり変わって曖昧さが減ってぶれなくなりました。
リード線が変わったことも大きいのでしょう。
XL-44Lは低域がやや軽い傾向にあるカートリッジでしたが、ヘッドシェル交換後はだいぶしっかり堂々とした出音になりました。
なんとなくダンピングファクターが上がったような感覚があって、そこはヘッドシェルのたわみがないからかな。
金属的な響きは意外と多少乗るような部分はあって、そこはこれまでの使用感に近いです。
ヘッドシェルを交換してからは半月近くそのままXL-44Lを使い続けてカートリッジを変えなかったので、不精で交換しなかった感も多少はあるかもしれませんがそれだけ出音に満足できたということでしょう。
個人的にかなり定番カートリッジが揃ってきた中に食い込めたというだけでもヘッドシェル導入の効果はあったのだと思います。
当時のカートリッジのお値段を考えてしまうとちょっと高級なヘッドシェルという感は否めませんけどね。
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