ハイレゾ、ネットワークオーディオ系の季刊誌「Net Audio」の最新刊、Vol.12が本日発売のようで。
表紙に「”ハイレゾ”が時代を変える」と大きく書かれていて、なんだか急にハイレゾが持ち上げられてきました。
24bit/96kHzのDVD Audioが出たのが2000年前後、SACDも1999年制定と同じような感じですが、ハイレゾという点だけならこの時点で揃ってたわけです。
違いとすればやはり配信という部分で、moraでの販売開始が大きいのかも。
今の回線でもアルバム1枚で数GBというのはまだまだ負担は大きい印象もありますけどね。
Net Audio誌はまさにそんな配信→ダウンロード→ネットワーク再生というニーズをいち早く紹介してきていたわけで、12号目にして時代が追いついてきたという思いかも。
今回の特集は「進化するネットオーディオ」ということで、さらに先を見ているというところがリーディング誌らしいところです。
内容的にはDSD再生を中心とした対応モデル紹介や試聴のようですけどね。
また、いわゆるポタアンも取り上げ、30機種を紹介しているんだとか。
将来的にはポータブルにもネットワークオーディオやハイレゾの要素が入ってくるのかもしれませんね。
その場合、今の可逆圧縮だけでなく非可逆圧縮のハイレゾフォーマットも重要になってきそうな気もします。
AACなら96kHzまではいけますし、512〜1024kbpsくらいなら情報量的には十分ハイレゾの恩恵を受けられそうですし、配信側のサーバ負荷やダウンロード時間でもメリットがありそう。
iTunes Storeがもしハイレゾに対応するなら、こういう路線で行くんじゃないかと予想してみたり…。
話は雑誌のほうに戻って、これも本誌の目玉である付録のハイレゾ音源もさらに充実してるんだとか。
それこそ回線の問題なんでしょうが、ハイレゾ配信サイトでも試聴はバリバリの圧縮音源だったりしますけど、本誌ならDVD-ROMですからある意味、体験版のような位置づけで一部楽曲を収録するような形がますます増えてくるかも。
単に付録で付くだけでなく実際のハイレゾ録音現場の紹介やインタビュー記事などもあるそうで、こうしたレポートができるのもこれまでの蓄積があればこそなのでしょう。
私も気になって本屋さんに寄ってみたんですが、こちらは発売が遅れるのでまだなかったんですよねぇ。
RCAケーブル自作のムックも今日発売ですし、改めて週明けにでも本屋さんに再度行ってみようかと思います。
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