LINN AKURATE DSのXLRが2番ホットだったので、ホットの切り替えができるヘッドフォンアンプに繋いでいたのですが、ヘッドフォンで聴く時にはパソコン作業中ですし、そっちはUSB-DACで十分な気もしてきました。
どちらで繋ぐほうが良いとは一概に言えませんが、C-280Lはバランス回路が充実していますし、できればそっちで繋いでみたいなと。
ただ、ご存知の通りAccuphaseは基本的には3番ホットです。
最近の機種は切り替えができるものもありますが、残念ながらC-280Lにはそうした機能は装備されていません。
XLRケーブル自体をカスタマイズしてもらうことも考えたのですが、それだと気軽に交換できなくなってしまいます。
そこで見つけたのがノイトリックの「NA3FMX」という変換アダプタです。
お値段もそこそこお手頃ですが、左右の区別はなく通常1個売りされていますから、間違えないように2つ購入する必要があります。
また他にも両端がメスになったものなどもあるようですが、オスとメスのこちらを選ぶのが良いと思います。
通常のXLRケーブルも実は2本を繋ぐことで延長できたりするんですが、それと同じような使い方でXLRプラグの端に付けて位相反転させることができます。
どちら側に付けても問題ないのですが、市販のXLRケーブルは一部の国内メーカーを除けば2番ホットを意識して作ってることが多いと思いますから、ケーブル内を2番ホットで通るようにアンプ側にアダプタを付けるのが良いかもしれません。
また、機器の背面の取り回しがしやすいほうに付けても良いでしょう。
音質面での劣化も心配しましたが、そこはさすがにNEUTRIKですから気になるような変化はありませんでした。
試しにアダプタを付けずに位相反転のまま繋いで鳴らしてみましたが、そのほうが明らかに違和感がありますので一組持っておいて損はないアダプタかと。
二つのXLRプラグを合体したような形ですが、ちょっと見た感じでは分解できそうな雰囲気ではありませんでした。
逆にそれだけ強度はしっかりしているので、少々固いケーブルでもアダプタが途中で折れたりするような心配はないと思います。
肝心のAKURATE DSのサウンドですが、私の環境ではどうやらXLRで繋いだほうが力があって良好なようです。
音の安定感も増しますし、DACの差動出力もXLRのほうが活きているのではないかと予想してみたり…。
その辺りは各々の機材や好みもあると思いますが、複数の出力を使うとどうも音質面での影響はありそうです。
そんなこともあり、やはりヘッドフォンアンプとの接続はやめ、XLR出力のみを使うことにしました。
XLRのホットが違うだけで接続を諦めていた方にはオススメのアダプタかと思いますが、やはりある程度は機材との相性がある可能性があります。
その辺りは自己責任でお試しいただけるよう、お願いいたします。
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