今までカートリッジの針先確認に使ってきたルーペが最近ちょっと見づらくなってきました。
寄る年波には勝てない…というところもありますが、元々乱視が結構ヒドく、それがまた再発したような感じです。(言い訳)
そこで、以前から憧れていたニコンの宝石鑑定用ルーペを入手してみました。
製品写真で見た感じよりはずっとコンパクトで、紐を付ければ首からぶら下げて使えるような大きさです。
外観もプラスチックな感じですが、MADE IN JAPANなのはなんとなく安心感がありますね。
これまでのは8xと12xの2つが付いたものですが、針先確認は見やすくて距離がある程度確保できる8xを使うことがほとんどでした。
今回のは10倍で宝石鑑定用ということでワーキングディスタンス(と呼ぶのか?)が取れるかどうかが気になってましたが、その点は問題ありませんでした。
「宝石鑑定用」と名乗り、しかもマイクロニッコールや産業用レンズも揃えたニコンだけに解像度も63本/mm以上だとか。
それでもカメラ用レンズなどから比べれば楽にクリアできるスペックでしょうね。
実際に覗いてみてもこれまでのルーペとは見え方が格段に違っていて、周辺の明るさや収差、流れがなく見やすいです。
焦点距離は8倍に比べればやや短めにはなりますが、カートリッジに近づきすぎるほどではないので使いやすい倍率です。
正直、お値段は決して安くないですが消耗品でもなく半永久的に使えますから、それだけの価値はあるかと。
それでもやっぱりもうちょっと安いほうが…という方には父親に譲ったビクセンのがオススメです。
以前購入したのは10倍と20倍になっていて、レンズがちょっと小さめですけど、これでもじゅうぶん明るくて見やすいです。
20倍はかなり近寄ることになるので、カートリッジ用としてはなくても良いかなとは思うので10倍のみのでも良いかもしれませんが。
当然、カートリッジだけでなく宝石や腕時計などでも活躍してくれることでしょう。
針先にはじゅうぶん注意しつつ、針もルーペも大事に使っていこうと思います。