(11/29 12:00更新)
発売日が決まったので情報を追加して再掲しておきます。
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Nmodeから1bitプリメインアンプ「X-PM7」が12/8に発売予定だそうで。
いわゆるデジタルアンプなんですけど、同社は(SHARP時代から)自社流を貫いていて好感が持てます。
実質的にDSDと同じような仕掛けによるアンプながら、あえて安易にデジタル入力を設けたりしないのも良いなと。
入力端子はRCAが3端子、XLRが2端子とのことで、リモコンにも非対応という徹底したシンプルさです。
プリ部をセンターに配置して、パワー部は左右独立、電源も2トランスというコンストラクションに凝りつつ、そこまで大型化してないボディもデジタルアンプならではかと。
今回の記事を書くにあたって同社のサイトを見に行ったんですが、同社ブログに「1bit(DSD)アンプは出力に関係なく、リニアな音量に対して瞬間的な電流パワーを要求します」とあって、「これは、アナログアンプで言うAクラスアンプと同じ瞬間電流能力を電源に要求するもの」と書かれていたんですが、たしかになるほどAB級のようなものではないから、デジタルアンプこそリニアでハイスピードな電源が必要なんだなと改めて再認識しました。
X-PM7の出力は25W+25W/4Ωで効率が良いデジタルアンプにしては小さめなんですが、電源は従来モデルの約5倍となる520VAの電源容量を持ってるそうです。
結局はアナログだから、デジタルだから、ではなく、こういう音質追究に真摯に向き合うことがオーディオでは重要なんですよね。
そういう意味で、最近はNmodeさんも含めて小規模なブランドのほうに魅力を感じるケースが多くなりました。
もちろん、かと言って思い込みが激しいだけのガレージメーカーではなく、技術的な背景があってこそ、同時に信頼感もあるという部分もあるのだと思います。
また、スピーカー端子は左右とも+端子がひとつなのは当たり前として、−端子が2つずつ用意されています。
これは端子ごとに駆動力重視のHモードとSN重視のLモードだそうで、スイッチ切り替えではなくマイナス端子で選ぶという発想自体がまた面白い感じです。
なおX-PM7発売だからというわけでもないのでしょうけれど、X-PM10とX-PW10は部材調達が難しくなったことから生産完了となっています。
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