MacBSの日常生活的日記

Olasonic NANO-A1、本日発売

OlasonicのNANOCOMPOシリーズの最新作となるパワーアンプ「NANO-A1」が本日発売だそうで。

パワーアンプという性格上、なかなかここからNANOCOMPOに入ってくる方は多くないかもしれませんが、個人的には一押しなんですよね。
NANOCOMPOという限られたサイズの中に収める点や最新のパワーICの使いこなしも成熟してきたというのもあるんでしょうけど、先日試聴した限りではこれにオーディオブランドとしての自信も加わってきたように感じます。

素人の私が言うのはおこがましいのですけども、TW-S7が出た当初から非常に真面目に音に取り組んでいたOlasonicですが、そこに作り手の愛情が積み上がってきているなと。
オーディオブームを経てきた国内のオーディオブランドは、ともすると大企業化して職業エンジニアの色合いが強くなりすぎるようにユーザーからは見えてしまう部分がありますし、逆にそれを隠すように如何にもという雰囲気の『音作り』に走ってしまっている傾向を感じることもあります。
他社のODM、OEMも請け負っているらしい同社だからこそ、他社とカブらないようにという配慮からくる部分もあるのでしょうけど、そうした慣習を良い意味で見習わないで地道に足固めしてることが功を奏しているのかも。

その成果なのかもしれませんが、このところオーディオ誌などでの受賞が相次いでいます。
グッドデザイン賞もそうでしたが、NANO-A1に限ってもHiViの「冬のベストバイ2013」では50万円以下のパワーアンプ部門で4位、音元出版のオーディオ銘機賞2014とビジュアルグランプリ2014で共に部門賞といった具合です。
他の製品も含め、発売前に受賞が決まったりする部分はどうかなと感じるところもありますけど、名ブランドがひしめく中で選ばれるのはやっぱりそこまでの努力があってこそでしょう。

そんなことを言いながら私自身はLINNのパワーアンプを使ってるんですけど、NANO-A1となら交換しても良いと素直に思います。
まぁ中古のLK140だと相場的にもNANO-A1のほうが高級なわけですけどね。
その最大のポイントはやっぱりバイアンプです。
今もLINN MAJIKと組み合わせてバイアンプ構成で鳴らしていますが、通常のシングルアンプとはずいぶん音の厚みや透明感が違うんですよね。
LK140とMAJIKの場合はそれぞれを低域用、高域用と割り当てていますけど、同じアンプで揃えれば片方を左、もう一方を右と分けられますからチャンネルセパレーション向上にも一役買うでしょうし。
もちろんシングルアンプでも高いスピーカー駆動力を持っていますから、プリ機能を持ったヘッドフォンアンプやUSB-DACを使って、スピーカーシステムへのステップアップもオススメかと。

まぁ百聞は一見に如かずですから、できればお近くのオーディオショップで試聴してもらいたいところですね。
都心部の方は12/1(日)の14時からビックカメラ有楽町店の2Fで試聴会が開催されますし、12/4~8はギャラリー プルシアンブルーで新製品展示会が実施されるそうです。
なお、どちらもNANOCOMPOシリーズ全モデルが聴けるそうですし、同じ今日発売のブラックモデルもご覧になれるかと。
どうしても聴けない方には、私の拙い試聴記事をご参考にしていただければと思います。

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