昨日開催された「春のヘッドフォン祭」でOlasonicさんも展示されたようですが、NANO-UA1、NANO-CD1に続くNANOCOMPO第3弾のUSB-DACヘッドフォンアンプ「NANO-D1」も参考出品されたそうで。
以前に会社訪問させてもらった時にも現物はなかったものの、24bit/192kHz対応になるというところだけはお話を伺ってたんですよね。
基本的にはUSB-DAC付きヘッドフォンアンプという、最近流行りのジャンルに属するわけですが、将来的にプリアンプとしても使えるように配慮してるんだとか。
ということはRCAのほうもボリュームによる可変出力ができるということでしょうね。
ただ入力はUSB,光,同軸のデジタル入力のみでアナログ入力はありませんから、コントロールアンプとしての部分は持たせてないようです。
流行りのDSD対応とかもないですし、非常にシンプルに主だって使う機能に注力したものになるようですが、予価が8万円前後らしく、これまでのNANOCOMPOシリーズ同様の強気の価格設定がどうなるか、というところも気になります。
NANOCOMPOの質感に関しては購入された方の感想を見ると、それほど高級感という言葉は出てきていません。
たしかにそれは分かる部分もあって、他社のオーディオ製品は存在感のある面構えのものが多いですし、NANOCOMPOのシンプルな箱は、ともするとプラスティック製にすら見える場合がありますからね。
ただ、以前も書いたとおり、たとえばLINNの黒箱のようにブランドのスタイルを表現したものかと。
細かいリファインは今後も必要だと思いますが、安易に高級感に逃げずにこのスタイルを貫いてほしいと思っています。
また、もう一つのポイントでもあるヘッドフォンアンプ部分ですが、まだ詳細の仕様はわかりませんが、UA1との違いはインピーダンスセレクターが装備されたことでしょうか。
NANO-UA1のヘッドフォンアンプもかなり高品質なものだったですし、さらに力の入った仕上がりが期待できそうです。
なお、発売は7月頃の予定とのことです。
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2 Responses
5月 13th, 2013 at 8:04 AM
お早うございます。
NANOCOMPOは基本金型を統一しているそうですから、コストダウンとデザインの統一感を出すことに成功していると思います。
Super Charged Drive Systemは面白いですね。まあ面白いというか、電源の補強ともいえる手段で、ある意味オーソドックスだと思いますが。
ピーク出力にきちんと追従するわけで、HiFi再生の基本と思います。
打ち込み系の音源やレベル管理されたCD等では、本来の真価が発揮されないと思うので、SACDとかの高ダイナミックレンジ音源で実力が発揮される筈なのに、アナログ入力がないのはちと残念ですね。
5月 13th, 2013 at 9:07 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
体調がよろしくないようですが、お気をつけてお過ごしください。
Olasonicさんの小さいながらも一所懸命さがNANOCOMPOにもそのまま出ていて好感が持てるのもあって応援しています。
ほんとは購入するのがいちばんの応援なんでしょうけどね。
NANO-UA1のほうにはアナログ入力もあります。
NANO-D1はボリュームもデジタル側で処理してるのでしょうから、その関係もあってアナログ信号を扱えない構成なのかも。
ただ、SCDSも含め、最近のリミッターが掛かった音源でないものをしっかり聴いてもらいたいというのは私も同感です。