NASも無事に導入できたということで、ネットワークオーディオに方針転換です。
そうは言ってもDACも含む機種ではこれまた私の希望に沿うモデルがまだ少ないのもあり、お試し的な意味合いと以前お借りして良さが分かっていたOlasonicの「NANO-NP1」をチョイスしました。
他のネットワークオーディオプレーヤーとは違い、アナログ出力はなくデジタル出力のみという潔い仕様です。
そのためDSDなどには対応しませんが、USB-DDC代わりという位置付けで考えれば非常に良いモデルなんですよね。
アップサンプリング機能も付いていますが、ネイティブモードも隠し機能的に用意されているのでそちらで運用です。
Musical FidelityのDACにも同等の機能が入っていますし、音も聴き比べた感じではネイティブモードのほうが素直な気がしました。
ただ、ここでもHD-7Aでトラブルがありまして、なぜか音が出ないことが…。
ネイティブモードをOffで48kHzにしてると出るのですが、それ以外はダメみたいですから、おそらく32bit出力なのかな?
もちろんMusical FidelityやDP-77などでは問題ないので、HD-7Aの側の問題ですねぇ。
正直、これに引っかかるパターンが結構多くて、HD-7Aを導入されたい方は注意されたほうが良いです。
192バージョンもたしか同様で、その後にファームウェアアップデート(メーカーで実施するはず)したものだけ32bitに対応しています。(処理自体は24bitです。)
そんなこんなで結局、Musical Fidelity X-DAC V3を同軸で、DP-77を光で繋ぐ形にしました。
音はとにかく安定度が高く、PCオーディオっぽさがずいぶん軽減されました。
LANケーブルやハブ、電源などへの配慮でまだまだ伸びる余地はあるのかもしれませんが、かなりいい加減な設置でもX-DDCは軽く上回ってくれています。
とりわけMusical Fidelityとの組み合わせは音楽の楽しさと気楽さが両立していて、聴くのが楽しくなりますね。
再生ソフトはいくつか試しましたが結局は以前も試したMarantz Remote Appがいちばん合ってるようです。
なお純正のアプリ「ナノコントローラー」はApp Storeから消えているようでした。
Open Home対応が世の流れですし、そういう意味ではやや時代遅れ感はありますけども、まぁそう焦る必要もないでしょう。
将来的に機材をグレードアップした場合も、リビングに移動させて「同じ楽曲を何処でも聴ける」という環境が構築できるという目論見もあって導入したところもあります。
なお、しばらく使った後にファームウェアが1.00のままだったのに気づいたので、1.10にアップデートしておきました。
これで動作はさらに安定して、ギャップレス再生や操作も安定した気がします。
またコントローラーは当初、iPhone 7を使ってましたがこれだと電話が掛かってきた時などに操作ができなかったので、iPad mini(初代)を復活させておきました。
あまりに快適で音が良くなった(Musical Fidelityも相当貢献していますが)ので、ヘッドフォン環境ではなくスピーカーのほうにつなぎました。
これまでのPCオーディオだとPCの前にいないと曲を選べなかったりしましたし、パソコンの動作音が耳障りだったのが解消したというのもありますね。
また副次的効果としてUSB-DACのほうもこれまで曲をUSB-HDDから読んでたのをNAS経由にしたところ、ずいぶん音が良くなったように感じます。
徐々に外付けHDDは廃止する(あるいは必要に応じて電源を入れる)ようにしていこうかなと思っているところです。
正直、まずはお試し的な部分もありましたが、満足感は想像以上に高いですし、当面はこれで良いかな。
DACやネットワークプレーヤーで「これは欲しい!」と絶対的に思えるほどのものが出てくるまで、今の構成で音楽を楽しみたいと思っています。
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