OlasonicのNANOCOMPOシリーズのネットワークプレーヤー「NANO-NP1」のファームウェア1.10が無償アップデートとして公開されています。
発売直後にもアプリだけではなく、NANO-NP1本体のファームウェア更新が可能な仕掛けだという話を伺っていましたが、今回初のファームウェアアップデートとなったようです。
なお、更新内容は以下のとおりです。
・ALAC / AIFFコンテンツのギャップレス再生に対応しました。
・機器名称が日本語に対応しました。
・FLAC非圧縮(Uncompressed)等、圧縮率の低いコンテンツに対応しました。
・一時停止に伴う誤動作を改善しました。
・連続再生の信頼性を向上しました。
・一部の楽曲で発生する誤動作を改善しました。
これまでユーザーさんから挙がってきたであろう内容を網羅するような更新内容に見えます。
その間もコントロールアプリの「ナノコントローラー」のiOS版 は着実にバージョンアップしていて、現在は1.0.6となっています。
あいにくAndroid版のほうはまだ開発中のようですけれど…。
なおアップデートはLAN経由で実施するようで詳細な説明の入ったPDFがいっしょに配布されています。
正直結構手順が複雑なようなので気楽にやらずに、しっかりマニュアルを熟読してから始めることをオススメします。
また、その際にルータ側のクライアントモニター機能を使うという解説がありますが、要はDHCPで割り振られたNANO-NP1のIPアドレスを見つける必要があるということみたいです。
なおMacの場合は説明PDF内で、AppStoreにあるLanScan というアプリが推奨されています。
要はルータのようにブラウザにIPアドレス直打ちで管理画面を呼び出してアップデートする方式ですので、ルータの設定がこなせる方なら大丈夫かな。
デジカメや最近のデジタル家電のようにファームウェア更新によりアップデートできるのは素晴らしいですけど、SDカードやインストーラーでないと(それですら)出来ない方も多いかも…。
有償でもメーカー送りでの更新サービスもあったほうが良いのかなぁとも思いますが、そこで設定が変わって以前までのネットワークに繋がらない、なんてトラブルもありそうですしねぇ。
なお以前にも書きましたが、不具合対処はコントロールアプリ、そして今回のファームウェアだけでなく、NAS側メーカーさんとの情報交換でも実施していく予定だそうです。
そもそもNANOCOMPOと同デザインのNASを出す、なんてプランも(まだ計画段階でしょうけれど)あるらしいですし、こうした「オーディオ機器」らしくない手間や垣根を恐れずに挑戦的な製品づくりをしていってほしいなと思います。
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