OlasonicからNANOCOMPOシリーズのUSB-DACプリメインアンプ「NANO-UA1a」が11月下旬に発売になるそうで。
「NANO-UA1」の後継ではなく上位モデルだそうで、型番から受けるイメージとは違って全面的に新設計された中身の機種とのこと。
それでもあえて型番を「UA2」とか「UA1DSD」なんて風にしないところがOlasonicらしいですね。
それに外観も正面右隅に(営業的に)貼られたDSDのペナントみたいなシールを除けば、ボタンの位置や端子も含めてそのままです。
共通の筐体を使うことでコストダウンすることを徹底して、それでいて内部は一新というのはとても真摯な姿勢だなと生意気ながら思います。
あえて言えばスピーカー端子はもう少しガッシリしたものにしてほしかった気もしますが、寸法的にもうギリギリですからねぇ。
機能面ではUSB-DACが5.6MHzまでのDSDに対応したことがどうしても目立ってしまいますが、私が推したいのはボリューム部分がアナログ型のPGA2310に変更になった点です。
この素子、SIMAUDIOやGOLDMUND、クラッセでも使われているらしいですし、実聴取レベルの音量時の実質的な音質向上にはかなり貢献してくれそうです。
ヘッドホンアンプ部分もオペアンプとディスクリートのハイブリッド構成にして、半分くらいのパワーまではA級動作、それ以上はAB級で動作するもので、スピーカーとヘッドフォンを半々に利用されるようなニーズもかなり意識しているようです。
逆に良い部分は無理に変えず、DACチップはPCM1792、パワーデバイスはTPA3118をNANO-UA1と同様、採用しています。
ただ実際に基板を見るとNANO-A1に似てるなぁという印象で、これまでNANOCOMPOで積み上げてきたノウハウをフィードバックして、NANO-UA1をリプロダクトしたという風に捉えると良いのではないかと。
実はNANO-UA1aの発表といっしょに気になるもの(こと)があと2つほどあります。
1つはNANOCMPOにピッタリのケーブル類がOlasonic DIRECT STOREで11月下旬に発売される点です。
同軸デジタルケーブルとインターコネクトケーブルの25cmという短さは多少設置の自由度が限られるでしょうけど、インターコネクトケーブルは2mのも用意されますし、どういうケーブルに仕上がってるのか、ケーブルマニア(のつもりはないのだけど)としては気になります。
そしてもうひとつはOlasonicショールームが千代田区三番町のNews Cafe(ワールド・ワイド・センター1階)に半年間限定で併設で開設されるとのことです。
簡単な会員登録が必要だそうですが、コーヒーが無料で楽しめて雑誌なども読みながら試聴できるスペースになるんだとか。
あまり仕事で行く機会はない場所ですけど、出張時に寄れたら立ち寄ってみようかなと思ってるところです。
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