我が家でもiMac用のスピーカーとして愛用しているOlasonicさんからNANOCOMPOという小型オーディオコンポーネントが来年以降、順次発売されていくそうで。
種類は今のところ、以下のとおりとのこと。
NANO-UA1 : DAC内蔵アンプ
NANO-A1 : ステレオ/モノラル兼用アンプ
NANO-CD1 : CDトランスポート
NANO-D1 : USB-DAC
NANO-U1 : USBオーディオプロセッサ
どれから出るかもまだ不明ですが、来年の3月以降、開発状況に応じて順次発売されていくようですね。
すでにTW-S5/S7などやDigiFiの付録アンプで実績のあるNANO-UA1あたりが早めの発売かな?と予想していますが、どうかな。
お値段は機種ごとに違うようですが、5~10万円程度を想定しているとのことです。
個人的にいちばん気になるのはCDトランスポートの「NANO-CD1」でしょうか。
各機種に共通なこのサイズもスロットインのドライブが収まるサイズを想定して決まったようですし。
USB-DACなどはすでに持っている方も多い層を狙うことになるでしょうし、廉価なCDトランスポートというのはニーズも多いんじゃないかと。
ただ一点、写真を見る限り、再生・一時停止とイジェクトくらいしかボタンがないようなので、できれば簡単な選曲くらいは本体ボタンでできるようにしてほしいなと。
なお、この機種だけではないですが、背面にはDC入力が見られるので、ACアダプタ駆動になるんでしょう。
そうなると、全てを揃えるような使い方ではACアダプタが山のような状態になりそうです。
できれば同サイズの強化電源も出てきたら面白そうですけどね。
あと、技術的に面白いのはやっぱり「NANO-UA1」でしょう。
TW-S7などの技術を生かしたSCDSを採用していて、ACアダプタを使うにしても電源の肥大化を抑える仕掛けが他社にはないポイントかと。
電源の重要さは間違いないのですが、旧態依然とした重厚長大なものは一般には受け入れづらい面もありますしね。
また、さすがにしっかりハイレゾ対応してあって、24bit/96kHzに対応していますが、必ず24bit/192kHzにアップサンプリングされるのは良し悪しかも。
それから完全な新ジャンル機器として、USBオーディオプロセッサーの「NANO-U1」も面白そうです。
この製品、USB-DACの逆みたいなもので、入力されたデジタル音声信号をUSB出力するというものなんですね。
TW-S7などと組合せて使うことを想定してるようですが、それならTW-D7OPTあたりでも良さそうな気もしますけど、発想としては面白そうです。
NANOCOMPOにはスピーカーがラインアップされてませんが、その辺りへの方向付けとしての意味合いもあるのかもしれませんね。