近所のリサイクルショップでONKYOのプリメインアンプ「A-911M」がジャンクで並んでいたので、ゲットしてきました。
1994年頃発売のアンプですが、単体モデルというよりもINTECシリーズの一部といったところでしょうか。
ちょっとコンパクトなので、デスクトップオーディオにもピッタリかも。
リモコンが付いて来ませんでしたが、ツーコインほどでゲットできれば立派なものです。
ただ、ジャンクで「電源が入ることのみ確認」みたいな感じだったので、何かしらの不具合があるだろうなぁと。
とりあえずスピーカーをつないで電源を入れたところでは、ややガリオームがあるものの、不具合は感じられません。
しかし、しばらく鳴らしているとガリとはちょっと違う症状に気づきました。
事象自体はガリに似ているのですが、同じボリューム位置で鳴らしてるだけなのに音がビリつく感じなんですよね。
そこで調べてみると、どうやらこの機種も含め、この頃のアンプはスピーカーのリレー部分が汚れる不具合が多いようです。
実際に清掃しているサイト様もたくさん見つけたので、私も挑戦してみました。
リレーのカバーをマイナスドライバーでこじ開け、歯間ブラシなどを使って接点をキレイにしてみます。
しかし、スピーカーAはむしろ悪化したくらいでNG、スピーカーBのほうはなんとかかなり復活してくれました。
とりあえずカバーは開けたままにしておいたので、今度、接点復活剤を買ってきて、万全を期しておこうかな。
LXA-OT1と比べるとアナログなアンプだけあって、低域は豊かです。
ただ、歪みは結構ある感じですし、F特がかなりクセがあるなぁという感じがします。
とりあえず、LXA-OT1のほうはそのままで、A-911Mは以前ゲットしたONKYOのミニコンポ「FR-V3」のスピーカーを繋げて入力をラインセレクタで共有できるようにしておきました。
最初はREC OUTやPROCESSOR OUTを活用できないかと思ったんですが、電源オフだと使えないんですよねぇ。
リレー修理ついでに内部を見てみると、パワートランジスタは2SC3855と2SA1491で、シングルプッシュプルです。
特筆するほど素晴らしい作りではありませんけど、そこそこシンプルに素直に作られた感じですね。
リレーはまだ多少の不安が残りますが、ヘッドホン出力には関係ないですし、そちらでの活用も考えているところです。