ORBの電源タップ「DP-4i GOLD」を追加してみました。
ノイズフィルタ内蔵のモデルもありますが、こちらはダイレクト接続のDirect Power-4iシリーズの中の金メッキモデルです。
コンセントは同社のHP-2GBが使われていると思いますが、これ、PanasonicのWF3003がベースです。
コンセント部分にもPanasonicの文字がそのまま残ってます。
購入前に内部の写真などを見た感じでは筐体に結構余裕もあり、いざとなれば別の壁コンセントに交換もしやすそうだったのも選んだ理由です。
あと、インレットで電源ケーブルも交換可能になっていて、本来はそのケーブルも付属品があるんですが、それがないためにちょっとお安くなってたというのもありますけどね。
導入にあたって、アコリバ特製の壁コンセントにこれまで挿していたパソコン系のノイズフィルタ付き自作タップは別の壁コンに移動させておきました。
これでShelterとORBでこの壁コンを独占できる状態にしておいたわけです。
また、LK140はAccuphaseのAPL-1を使っていますが、これは2P+アース線なので、ORBに繋ぐことを想定して、明工社の逆接地アダプタを使う場合と外すのを両方、事前に試しておきました。
結果的には逆接地アダプターは音が濁って抜けが悪くなるようで、これならアース無しのほうがまだ良いということが判明しました。
ただ、Shelterのタップからアースを取ると、やはりこっちのほうが濁りがなく、かなり大きな差だということも事前に認識した上で配置を考えていくことにします。
ちなみに、これまでは以下のような配分でオーディオ機器が接続されていました。
[ Shelter ]
・LINN LK140
・LINN MAJIK-IL
・ATOLL DAC100
・パワーディストリビューター[ パワーディストリビューター ]
・SONY CDP-557ESD
・MICRO MR-611
・安定化電源
・THORENS MM-001
まずは、まるっとShelterからORBに入れ替えてみて素質を確認してみます。
下に厚みがある印象のピラミッドバランスですが、上に物足りなさがあるわけではなく、やや透明感も出ています。
ただやや音が痩せる気もして、当初の想定とは逆にアナログ系を従来のShelter、デジタル系をORBにすることにして、以下の配線としました。
[ Shelter ]
・LINN LK140
・LINN MAJIK-IL
・MICRO MR-611
・THORENS MM-001[ ORB ]
・SONY CDP-557ESD
・ATOLL DAC100
・安定化電源
トーレンスは電源スイッチがないので、これだけはパワーディストリビューターを残そうかと思ったのですが、せっかくなのでダイレクトに。
結論から言えば、影響がいちばん大きかったのはやっぱりアナログプレーヤーで、CDも順当に成長した印象です。
全体に音が繊細になり、ついつい音量を上げたくなる雰囲気になりましたし、多くの楽器が細やかに分離良く広がるようになりました。
オーディオ的に見ると、高域の棘が少なくなったのだと思いますが、アナログ系とデジタル系を分けたことが良い方向に繋がったのでしょう。
それ以前に、事前準備でパソコン系を全く別の壁コンに分けたのも大きく作用しています。
元々、PCオーディオから始まった最近のオーディオ趣味ですが、やはりこうした機材のノイズはどうしてもオーディオ周りには悪影響を及ぼしてしまうのだと痛感します。
その上で共存させていくには良い電源配置になったのかなと。
電源タップ内の壁コン入れ替えも将来的には考えたいですけど、今はとりあえずこれで十分かなと。
思ったよりもShelterが好成績だったのにはちょっと驚きましたが。
ただ、電源タップまでの電源ケーブルがORBのほうはWireWorldを使ってるので、そこを見なおせばまたちょっと違ってくるかなぁと、相変わらずオーディオの深みにハマっています。