古河電気工業がオーディオ用の線材として一世を風靡したPCOCCの生産を終了することが告知されたそうで。
PCOCCは「Pure Crystal Ohno Continuous Casting Process」の略で、名前の通り、非常にきれいな単結晶が印象的な無酸素銅の銅線です。
純粋に抵抗値とか強度などでは他にも優れたものがありそうですから、ニーズはもうオーディオしかなかったんでしょうね。
雑誌などではさかんにケーブルが取り上げられてますけど、オーディオ機器自体が厳しい中、ケーブルの実際の売上はきっと少なかったんだと思います。
メーカーによれば最盛期の1/10だとか。
受注はもう今月いっぱいで終了で、8月に生産終了、そして年内には販売も終わってしまうとのこと。
期せずして昨日偶然、古河系のオーディオブランド「FURUTECH」の看板を五反田で見かけたばかりですが、今後は通常のOFCケーブルが主流になるのかなぁ。
ちなみに、もうすぐ閉店のエディオン秋葉原本店で投げ売り状態のスピーカーケーブルをゲットしたところで、これはPCOCCではなかったですけど、こちらは戻ってからご紹介しようと思います。