近所のホームセンターでPHILIPSのヘッドフォン「SHL9705A」を格安で見つけたのでゲットしてきました。
その場で軽く調べてみるとAndrdoid用となっているものの、iPhoneでも使える4極ミニプラグとマイク、ボタン付きらしいですし、Amazonより安くなってたので即決でした。
実際、iPod nanoでもボリューム操作はできないものの、本体横のボタンと同じように停止などの操作が可能ですし、iPhoneで通話もちゃんとできました。
小ぶりなデザインですが、40mmユニット搭載で24Ωとなかなかしっかりした感じがします。
発売当初は実売で8,000円台だったらしく、中級クラスの性能はあるのでしょうし、フィリップスはそもそもイヤフォンなどでコストパフォーマンスが高いと評判ですからね。
ヘッドユニット部分は90°回転するようになっていて、折りたたみはできないものの、かさばらないように工夫されています。
逆にAndroid用を銘打ったのであれば折りたためないといっしょに持ち歩くのはちょっと大きいかもしれません。
イヤーパッド部分は独特のデザインでユニットの大きさのわりにはコンパクトになっていて、装着感も良いです。
ややヘッドレストの長さが短めなのとかなり音漏れしやすいので、外で使う場合は音量に注意でしょう。
ということであまり期待せずにALO audioのポタアン2機種で聴いてみましたが、意外や意外(失礼)、透明感があって爽快な感じの、情報量もしっかりしたサウンドです。
Rx Amp MkIIのほうが柔らかさと透明感がほどよく出て相性が良く、The Nationalだと低域にさらに厚みが出るものの、やや濁った印象になるといった感じです。
いずれにしても、好みの違いこそあれ、SHURE SRH240Aよりも低域が充実していて、かなり良い線をいってます。
若干のドンシャリ傾向はないとは言えませんが、総合的にはフラット志向だと思います。
最近は寝る時にSIEGE AUDIOのヘッドフォンで音楽を聞きながら、いわゆる「寝フォン」にしてるんですけど、これと比べても音は断然クリアで情報量が多いものです。
ただし純粋に「寝る」という用途からするとSIEGE AUDIOくらいのほうがバランスが良いらしく、寝入りは早い傾向です。
また装着がしっかりしているので、寝ている間に外れず、途中で目が覚めて外す、という作業が発生してしまい、寝フォンには向かないところがありました。
いや、全く音質とは関係ないニーズの少ないレビューですけどね。
ということで、音漏れで外使いはややしづらいし、寝る時はSIEGEに座を奪われるので、室内でオーディオ再生しづらいタイミングの時に使う、というニッチなところになります。
そういうところがやや売れ残り気味になってる理由かなとも思いますが、純粋に音質だけなら、かなりのコストパフォーマンスだと思います。
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