先日、デジタル系のケーブルをACOUSTIC REVIVEに変更しましたが、最近の電源BOX変更などの恩恵が全般的にデジタル系に偏りがちだったので、PHONO周りのケーブルも見直してみることにしました。
これまではレコードプレーヤーからフォノイコライザーまでをQED Reference Audio Evolution、フォノイコライザーからプリまでがQED Qunex 4Sを使用していました。
この組み合わせは我が家にしては現代的でシャープでしたが、他を見なおした結果、相対的にやや低域の線が細いように感じていました。
そこでまずはAtlasのEquator MKIIIをフォノイコライザーからプリまでに持ってきてみました。
購入当初もLINN MAJIKっぽいと評していましたが、たしかにアナログ的な鳴り方で響きが豊かです。
音に広がりがありますし、低域も弾むような厚みがありますし、コントラバスの沈み込みが深いなと感じます。
ただ、解像度はQEDに比べると明瞭さに欠けますし、高域の冴えもあと一つかなと。
そこで次はBlack RhodiumのPRELUDEを持ってきてみました。
こちらも弾むような印象がさらに強く、高域の伸びもAtlasより良い印象です。
低域もそこそこ充実していますが、低域側の解像度自体は若干低いかもしれません。
こちらのほうが以前、DL-103で聴いた時の印象に近いですけど、それでもやはり、いかにもアナログという感じになりがちかなと思ってしまいました。
フォノイコライザーから後ろだと変化が出づらいのかもしれないと、今度はレコードプレーヤーからのケーブルをAtlasにしてみましたが、これも変化の傾向はさきほどに似ています。
今回は高域側は問題なく、繊細さも出ていますが、残念ながら最低域の出方が弱いようです。
結局、これまで迷いに迷ってQEDどうしの組み合わせにしていたのは、あながち間違いではなかった、という結論になってしまいました。
ただ、そのままというのも面白くありませんから、今度はQEDの中でケーブル選びです。
レコードプレーヤーからフォノイコライザーまではこれまでどおりQED Reference Audio Evolutionを使いますが、フォノイコライザーからプリまではQunex 4SからQunex SSに変更です。
このケーブルは先日のデジタル系の見直しで余っていたんですよね。
4Sからの違いはさほどありませんが、気分的には多少、フォノイコライザーの弱点である低域や解像度の低下を防げているように思います。
これ以外にもプリ-パワー間のケーブルなども見なおしてみたりもしましたが、あんまり変えすぎると何が何やら分からなくなりますし、結果的に現状、全体の構成は以下のようになっています。
電源タップ: Acoustic Revive YTP-4N, Shelter
デジタルケーブル: Space&Time RSC Master Generation 2 Digital(DDC-ATOLL), Acoustic Revive COX-1.0tripleC-FM(Marantz-ATOLL)
音声ケーブル: QED Reference Audio Evolution(ADP-EQ), QED Qunex SS(EQ-pre), Acoustic Revive LINE-1.0R-tripleC-FM(ATOLL), CHORD Chameleon Silver Plus(pre-LK140), CHORD Cobra Plus(LK140-MAJIK)
スピーカーケーブル: QED Signature Revelation(高域側),CHORD Epic Twin(低域側)
電源ケーブル: Accuphase APL-1(YTP-4N), LINN付属(Shelter), WIREWORLD aurora3(Marantz), WIREWORLD electra3(ATOLL), ACOUSTIC REVIVE POWER STANDARD-tripleC-FM(MAJIK-IL,LK140)
以前のメモと見比べてみると、色々検討してみても以前と大して変わっていないなと気づきました。
逆に言えば、定位置に戻ったということになりますね。
そうやって遊べるのがケーブルの楽しさではありますけど、機材に大きな変化がない限り、今の方向性で間違ってないという再確認といった形になりました。
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