Pioneerからプリメインアンプ「A-70」と「A-50」が10月中旬に発売されるそうで。
両モデルとも8Ωで65W+65Wと控えめなアンプで、違いは主にUSB-DAC搭載の有無のようです。
A-70のほうはESSのDAC「SABRE32」が使われていて、海外で発表されたSACDプレーヤー「PD-50」とほぼ同等なのかな?と推測してますが、どうかな?
国内ではPD-50は出さずにPD-70を投入してきたというのがちょっと良くわからない感じですが。
また、A-70はトランスもプリとパワー部で分けられていますが、倍近い価格差というのはちょっと違い過ぎのような気も。
他にも電源ケーブル、MCカートリッジ対応やアルミ製リモコンなど微妙な差はありますけど、最近の国内メーカーのモデルはどうもこういうヒエラルキーに無理やりっぽさを感じるものが多いように感じます。
差を強調したいためというわけでもないでしょうが、底面に3mmの鋼板や真鍮製インシュレーターもおごってありますが…。
前回も書きましたが、ちょっと無理しても上位機種を狙いたくなるような絶対的な差がないのであれば、イチオシの1モデルに絞るほうが良いのではないかと。
なお、アンプ部はクラスD、いわゆるデジタルアンプになっています。
両モデルとも消費電力が70W強というのは省電力で良いですね。
「ダイレクトパワーFET」と呼んでいる素子が採用されていますが、過去に出たAVアンプから推測すると、インターナショナル・レクティファイアーというメーカーの素子らしいです。
内部レイアウトはなかなかスッキリしていて、良い印象です。
これでA-10、30、50、70とシリーズが揃ったわけですが、個人的に気になるとしたらA-50かな。
SABRE32も気になる存在ですが、そこはできればN-50の後継あたりで出して欲しいところです。