SACD再生環境を考えていて、わりと現実的な解として有力かなと感じるのがPioneerの「PD-50AE」です。
「PD-70AE」は想像以上に人気が高く、それならばと開発されているような雰囲気ですが、参考展示はいくつかのイベントでされたものの、まだ発売時期やお値段は決まってないみたいです。
当然ながらPD-70AEよりは安いはずですので、20万円は切ってくるんでしょうね。
PD-70AEとの違いはES9026PROを左右独立で使っていたところをシングルにしたのがいちばん大きいのでしょう。
逆にPD-70AEはディスク再生に純粋に特化してあり、USB-DACもなかったのですが、50AEのほうはUSB入力もあって機能はむしろ増えています。
70AEもDVD-Rなどに焼いたらWAV/FLAC/AIFF/ALAC/MP3/WMA/AAC/DSDと幅広く対応していたので、実質的にはUSB入力を付けること自体はそうコスト増にはならなかったはずですから、あくまで音質優先(?)という判断だったのでしょう。
今回の50AEではMQA-CDに対応すべく、その都合もあってのUSB-DAC搭載となったという説明も見かけましたが、結局はターゲット層がやや異なるのでしょう。
この機種自体も気になりますけども、SACD対応のドライブメカを持っているというのは今後も強みになるんじゃないかと感じます。
2009年からSHARPと合弁でPDDM(パイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング)株式会社を設立して、そこで光学ドライブ開発しているようなので、ここで作っているのかな?
カーオーディオやカーナビでのニーズはもうないでしょうけども、シャープが厳しかった時もここはむしろ出資を増やしていたようですし、Blu-rayも含めて供給元として頑張ってもらえると助かります。
それじゃあ70AEなり50AEを導入するのか、と言われると現状としてはなかなか踏み切れないところもあるわけで、「言うわりには買ってくれないじゃん」というのがメーカーさんの本音なのかも。
SACDだから良いとか円盤じゃなきゃダメとは個人的には思っていませんが、手持ちの音楽を聴けないというのはさすがに寂しいわけで、そういう事態を避ける意味でもSACDのニューモデルや光学ドライブ製造が継続されることは感謝せねばならないなと思うところです。
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