ムジカノートの漆喰を使った音響パネル「しっくい効果」というのをお試しで導入してみました。
25cm角と結構小さめのボード表面にかなり薄くしっくいを塗ってあるもので、正直「自作したほうが良いのでは?」とも思ったのですが、そこはまず試してみないと分からないですからね。
壁に塗るという猛者もお見かけしますが、失敗した場合になかなか取り返しがつかないことになりそうですし…。
裏はダイソーで売ってそうな薄いMDFみたいな感じで、インテリアとしてなら絵画でも飾ったほうが良いでしょう。
色は本来、白と黒があって白は「自然な響き」、黒は「艶の乗った響き」だとか。
黒は買わなかったので、違いの真偽は分かりませんけども、全般としては2kHz付近と比較的高い周波数の定在波を吸収してくれるらしいですし、適度な残響時間も保つんだとか。
サイズは前述の通り、WS-1よりも小さいわけですが、結論から書きますと効果は圧倒的にWS-1のほうが大きく、かつ帯域全体にクセがなく効果が得られるように思います。
とりわけスピーカー近辺に設置した場合にはWS-1のほうが「反射してます」とか「吸音してます」という感じではなく、程よい具合に拡散もしてくれてクセも少ないようです。
とはいえ、しっくい効果も変化はかなり大きいですが、やはり反射主体な印象ですので、スピーカー近辺よりも側面や背後などで壁の平面が広くなっているような箇所が合う気がします。
特にうちは石膏ボードのボヤけた吸音が難敵でして、この改善には有効だったようです。
前述のように壁自体や板にしっくいを塗ることも考えましたが、このボードならわりと自由に配置変更できるメリットはあると思います。
高域の残響がかなり伸びる傾向なので、耳の位置よりやや高めの位置で石膏ボードの比率が高い部分に貼りました。
これで豊かな響きが出て、たしかに小さめの教会のような雰囲気はちょっと味わえます。
少しライブになる傾向ですけれども、濁らず自然な残響なのでデッド過ぎる部屋には良いのではないでしょうか。
追加で足したいか?と言われると自作しちゃうか!という気分にはなりますけどね。
そういうのが面倒な方はすでに流通が減っているようですけども、探してみるのも面白いかもしれません。
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