COWONからコンパクトで長時間再生ができることで有名なDAP「PLENUE D」の後継と思われる「PLENUE D2」が海外発表されたようです。
コンパクトなサイズはそのままに、2.5mmバランス出力を追加したのが特徴です。
最近のPLENUE Lなどでは4.4mmを採用していたのでちょっと意外ですが、うちのPLENUE Sは3.5mm4極ですし、わりと節操なくその時の都合でチョイスする感じでしょうか。
このタイプのDAPにそもそもバランス端子が必要か?というのは意見が分かれるところかもしれませんが、DACにシーラスロジックのCS43131を2基搭載としたことを活かしたとも言えるでしょう。
左右分離で搭載したほうが良い気もしますけども、そもそも次世代のCS43131はDACとヘッドフォンアンプを組み合わた統合チップなので、そこはまぁ差動アンプにするのが無難でしょうね。
なお、CS43131になったおかげか、DSDも5.64MHzまでネイティブ再生できるようになったようです。
ちなみにPLENUE DのDACチップは非公開ですが、こちらはPCMのみではあるものの、24bit/96kHzのハイレゾFLACでも51時間というバッテリーの保ちが重宝されていたものです。
今回のD2はだいぶ短くなって27時間とはなっていますが、重量も97g(Dは94g)、そして内蔵メモリも64GB(Dは32GB)に増えたので「多くの音楽を長く持ち出したい」ニーズには今回も適任と言えそうです。
メモリスロットもFAT32ながら1スロット用意されています。
やや気になるのは画面が相変わらず240x320pixelという点でしょうが、そもそも2.8インチの画面ですし、コンパクトさと価格重視としては妥協できるところかと。
今後も続くかどうかは分かりませんが、これまでのPLENUEの各機種はずっとファームウェア更新があったり、動作も比較的安定しているなど、長く愛用できるイメージがあるのも、個人的には気に入っています。
その代わり、BluetoothとかWi-Fiといったものには対応しないですけどね。
お値段は日本円換算で35,000円前後の現地価格ですが、国内ではどのくらいになるのかな?
バランス出力が不要なら、すっかりお安くなったPLENUE Dも楽しいとは思います。
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