PLENUEのDAPハイエンドモデル「PLENUE L」がすでに海外発表されているのに今さら気づきました。
現行のハイエンド「PLENUE 2 MKII」のさらに上位モデル的位置づけでしょうか。
2 MKIIがAK4497EQなのに対し、このLはES9038PROと時流に乗った形です。
PLENUEというとバーブラウンの時代が長かったのですが、さすがにもうそれではスペック的に争えなくなってきたんでしょうか。
4.4mmバランス出力装備で、こっちの出力が最大4.05Vrmsと強化されるなど、バランス接続重視の姿勢も同様です。
それでもあえてこれまでの2.5mmではなく4.4mmで出してきたのは実際のクロストーク性能を高めるためにも必要だったのかもしれませんね。
気になるのはバッテリーのもちですが、24bit/96kHz FLACで8.5時間ですから、2 MKIIの前モデル「2」と同じくらいの感じです。
ちなみに2 MKIIでは10時間くらいで、できればこのくらいあると嬉しいのですけどね。
内蔵メモリは256GBとDSDでもそこそこ安心できる容量になって、microSDスロットも1スロットは用意されています。
お値段は国内発表すらまだですけども、20万円中盤くらいといったところでしょうか。
正直、私自身はポータブルオーディオはそこまで追究しなくても良いかなぁと感じ始めてきているのですが、最近の高騰傾向を考えればかなりお安め(?)のスタートと言えるのではないかと。
重量も199g(2 MKIIが192g)と豪華主義に走らず、ポータブルとして適当な重さなのも良いと思います。
ただ相変わらずラインアウトはなくて、光デジタル出力のみの対応のようです。
光だとPCMしか無理ですし、そこはそろそろUSBで…とか何らかの策を講じてほしいところかも。
それでもOSがシンプルな組み込みLinuxでやってくれることのほうが嬉しいですから、PLENUEはPLENUEの道を歩んでいってくれるのがいちばんですけどね。