LUXMAN P-1導入でメイン機材とは別の壁コンセント系統の電源もちょっと強化しておきたいなと。
まずはこれまで適当に選んでいたWireWorldのTUNDRAの中身をチェックしてみました。
コンセントの一つに割れもありましたから、これを手持ちの壁コンセントで置き換えられないかな?という考えもありました。
しかし電源タップの中を見てコレは厳しそうです…。
ケースも薄いものですし、配線も危うく抜けそうになってる感すらあり、音質云々以前の問題のような気もします。
そこで電源タップは別のものにしようということで、Shelterに。
コレはコンセントが交換不能ですし、口数も少ないのですが、明らかにWireWorldよりはしっかりした作りですからね。
この段階でもLUXMAN P-1の音はかなり変わりまして、低域の沈み込みがグッと深くなりました。
これなら壁コンセントも見直すほうが良さそうだなと判断しました。
これまでは音質というよりも抜けにくさを優先してPanasonicのWN1318Gにしてありました。
まずはACOUSTIC REVIVEのいわゆる赤コンセントを分解してみました。
交換するのに分解する必要はないんですが、電源タップの換装が可能な構造なのかを確認したかったのもあります。
抜けにくさという点では食いつきが良すぎるほどの赤コンセントですが、内部は思ったよりもシンプルです。
接点部分は拘ったものになっていると思いますけど、ケース部分はやや精度が荒いかなぁという印象もあります。
特にFURUTECH GTX-D(G)と比べるとその感がさらに強まりました。
こちらは開けるだけでも一苦労、戻すのはもっと大変という感じで、分解はオススメしません。
ただ、純銅を使った接点部は使っているとやや広がってしまう傾向もあり、そこを修正できたのは良かったかも。
純銅はかなり柔らかいのも分かりましたし、バネの構造はショートのリスクもあるように感じますし、その割に嵌合を強化するにはイマイチなので、改善の余地はあるように感じました。
しかし、メッキの質などは別としても、ケースの精度や作りなどはフルテックが圧倒的だなと個人的には感じました。
そこで思い切って壁コンセントも交換してしまうことに。
コンセントプレートも同じFURUTECHのGTX Wall Plateにし、FURUTECH GTX-D(G)をチタンねじで固定してみました。
コンセントカバーは迷いましたが付けないことにしておきました。
カバーは後で試行錯誤できますけど、ルータなどもつながってるので気軽に抜き挿ししづらいんですけどね。
多少は変化があるかなぁ、くらいに考えていましたが、メイン機材で交換したときと同等かそれ以上に変化が分かりやすいので驚きました。
LUXMAN P-1とHD598でAudirvana Plusから再生して比較すると、明らかにPanasonicのホスピタルグレードにありがちなキツさが消えて、穏やかさの中に深みが出ています。
金メッキというのもラックストーンとの相性は良いのかもしれません。
これならUSB経由の音もメインで使えそうなレベルになった気がしますが、現状は分離されてるんですよねぇ。
電源周りにボトルネックがあったというのは多少考えていたものの、タップとコンセントでこれだけ違うとはちょっと予想外でした。
電源タップに関してはメイン機材も含めてあと一歩強化したい思いはあるのですが、そうなるとACOUSTIC REVIEのRTPシリーズが筆頭候補で、ちょっと簡単には手が出せないところです。
結果的には手持ちの素材で強化ができましたし、ひとまずこの構成で運用しておこうと思います。