PS Audioから新しいUSB-DAC「NuWave DAC」が今月発売になるそうで。
一世を風靡した「Digital Link III」の後継機という位置づけだそうで、USBと同軸が24bit/192kHzまで、光が24bit/96kHzの対応となっています。
DACはPCM1798DBなのは同じですが、USBコントローラーが以前はどうやらPCM2902を使っていたところをXMOSに変更になったみたいです。
そのおかげもあってDL3はUSBが16bit/48kHzまでだったのが24bit/192kHzまで対応になりましたし、XMOS自体がDDCとして定評があるものですから、USB-DACとして考えるとかなり強化されてます。
その代わり、Windowsでは専用ドライバーをインストールする必要がありますけどね。
また、内部写真を見ると、これまでも結構大きかった電源トランスがさらに大きくなっています。
筐体からするとかなり小さな基板は相変わらずなんですが、写真で見るよりも本体は結構大きいので、あまり関係ないとは思います。
あと、DL3ではSRC4192で強制的にアップサンプリングされてましたが、今回のNuWaveではNative Modeというのが用意されて、これをオンにすればアップサンプリングなしでDACに入力されるようになったとのことです。
アップサンプリングはソースや好みによって相性もありますし、USB入力の場合はソフトウェア側でも可能ですから選択できるようになったのはありがたいです。
ただ、お値段もそれなりに高くなっていて、DL3がまだたまに在庫品で安くなってるのを見かけてるとちょっと躊躇しちゃうかなぁ。
XMOSのUSB-DDCを別に用意すれば以前のDL3でもまだまだイケるとも言えそうですが、先ほどの電源回路強化やジッター低減もされてるようで、これ一台で全てのソースを担うならやっぱり新しいほうが良いのかもしれません。