Purist Audio DesignのUSBケーブル「PAD-USB/1.0」をゲットしてみました。
先日、USBケーブルを比較したばかりですが、これしかない!という決め手に欠いた部分もありましたし、PADのスピーカーケーブルが思った以上に良かったので、他のケーブルを試してみたかったというのもあります。
このUSBケーブルは現行モデルではなく、調べた限りでは2011年のアルファメガが代理店の時代よりも前のものだと推測されます。
当時でも47,040円(税込)で、現行モデルも海外価格で260ドルほどとなかなか高価なものです。
外観は如何にも普通のUSBケーブルに収縮チューブなどを被せました、という感じですが、薄っすら中のケーブルが見えてちゃんとPurist Audio Designの文字も見えます。
だから何?って感じもありますが、3×Cryomagをしてある銅を使ったもので、5mまでの長尺に対応した設計になっているらしいです。
早速、CHORD USB SilverPlusから交換して、まずは動作を確認してみます。
動作はもちろん問題なく、歪みの少なさが際立ちます。
音はやや細身に締まった感じになりますが、情報量も多く低域の沈み込みが深いように感じます。
当時のPADの紹介記事にも「明瞭でひずみの少ないPADサウンド」を謳ってあって、あとでそれを知ったわけですけどたしかにそれと一致しています。
CHORDは穏やかさがあったのもあり、交換当初はややうるさく感じる部分もありましたが、どうもついついボリュームが上がっているのも関係していると思われます。
それだけがさつさのないサウンドになっているのだと思いますし、ボーカルがマイクに一歩近づいたような前に出てくる感覚があります。
左右の分離も良くて、全てはノイズの影響が少なくなっていることによるものだと思います。
改めて比較すると、ウチのスピーカーでの出音に近いのはこちらなので、そういう意味でもPADの特色がしっかり出ているのでしょう。
音の傾向や効果の度合いとしてはACOUSTIC REVIVEにかなり近いですが、メーカーの色合いの違いがあって音傾向がやや違っています。
X-DDCをUSBバスパワー駆動する場合はACOUSTIC REVIVEの優位性も目立ってきますが、外部トランス電源を入れると、PADはさらに情報量が増えてきますし、同一ケーブル内に信号線と電源線が一緒に入っていても影響を受けにくいような印象があります。
もちろん前回同様、すぐ隣にUSBターミネーター「RUT-1」を装着してあることも功を奏しているのだと思います。
そうした点も考慮して、現状はPADで行ってみることにしました。
また気分で見直すこともあるかもしれませんけど、USBケーブルでの変化がこれほど大きいというのは前回同様、意外な感じでした。
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