qdcのイヤホン「3SH SE」を入手してみました。
qdcは独自の2pin端子なのでこれまで縁がなかったのですが、偶然、その前にLuminox Audio Kilowatt Jet Black 2.5mmのqdcコネクタのを入手していたので、せっかくだし試してみたいなという本末顛倒な理由がきっかけでした。
有名なのはneptuneやuranusあたりですけど、せっかくなら多BAのが良さそうなのでまだまだ上位モデルはあるものの、3BAというやや珍しい構成の本機を選んだ次第です。
マイカのプレートがキレイというのももうひとつの理由ですし、装着感が良いという評価も決め手になりました。
低域はやや薄めでAndromedaに似ているなんて評判も見かけていましたし。
まずは純正ケーブル、イヤーピースのまま聴いてみると、評判より低域は出ていて逆に上の伸びがやや少なめに感じるくらいです。
最初は動作確認なのでHP-A8でまず試したからアンプ側の性格が乗ったのもあるのかもしれません。
ただ、女性ボーカルが刺さらないところを狙ってありますし、カナルとは思えないほどの広がりがあって想像以上に好印象でのスタートでした。
次はケーブルをLuminox Audio Kilowatt Jet Black 2.5mmに変更してDAPに移動です。
セパレーションはやっぱり良くなりますし高域も伸びますが、若干クセが強まる感じもあります。
純正でうまくバランスが取られている感もありましたけど、あえてここはイヤーピースで調整していきました。
最近お気に入りのUnique Melodyをまずは試しましたが、さらに空間は広がるものの、傾向としてはさらにそこを強調し過ぎてしまいます。
Sednaあたりが定番のようで、これは低域を厚めにしてくれます。
ただうちではDAPやリケーブルとの相性もあってか、最終的にSpinFit W1が余計な付加が少なくてベストでした。
初代Maverickあたりと比較するとやはり高域には独特のクセがあるようですけども、それがこのイヤホンの魅力にもつながっています。
ハウジングで響きが乗らないという方向性は維持しつつ、よりリスニング寄りに楽しむような感じに仕上げてあるようです。
音質とか音傾向という以前に、他のイヤホンで聴いているのとはどこか違っていて、表現が難しいですがなんともいえない穏やかさをもたらしてくれます。
長く聴いているとなんだか浄化されるような独特な雰囲気のサウンドに没入できるイヤホンで、特に夜、このイヤホンを手に取ってピアノ曲を聴く機会がとても増えたのが印象的です。
音傾向としても爽快感があるので気分良く聴けますし、女性ボーカルの透明感のようなところもうまく引き出してくれると思います。
我が家のイヤホンもだいぶ新旧交代(もっと新しい機種もたくさん出てますが)が進んでいたので、多少整理が必要な時期かな。
今さらですが中華勢の強さが目立つ感じの構成になってきつつある状況です。
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