qdcのイヤホン「8SE」を入手しました。
3SH SE、NEPTUNEと続いて結局我慢できずに上位モデルに手を出した形です。
名前の通り、8個のBAユニット搭載で、低域と中域に2つずつ、残り4つは高域という割当みたいです。
3SH SEはリスニング寄りでしたが、こちらは「業務用リファレンス・インイヤーモニター」を名乗っています。
ファーストインプレッションとしては、ライブ盤の空気感のパッと広がる感じがすごいです。
全てBAということもあってか、若干高域寄りのバランスで、ケーブルやイヤーピースにもとても敏感な印象です。
純正ケーブルも銀メッキながら素直で良いですが、とりあえず10SEのケーブルで少しゴージャスな感じになりました。
イヤーピースはいろいろ試行錯誤してSpinFit W1のMサイズにしました。
ちなみに純正のままだと装着によって揺らぎが出やすいようで、これは3SH SEもそうですけど音導管の配置によって広がりを出している分、ちょっとした装着の向きや深さが定位などに影響を及ぼしやすい気がします。
そのあたりさえクリアすれば、ライブ会場のモニタをしてるような生々しさがとにかく特筆もので臨場感が半端ないです。
長時間リスニングしても聴き飽きないですし、聴き慣れた音源でも新たな発見があるほどです。
ピアノソナタでちょっとしたタッチやホールトーンまで耳にすることができたり、低音の鍵盤の音色が突出して自然だったりするのはイヤモニとしての面目躍如というところでしょうか。
8SEの付属ケーブルは3SH SEに一旦付けてみましたが、こちらも穏やかで自然なサウンドでなかなか良いバランスではあります。
ただそのあとで8SEを聴くとパッと鮮やかで、正直、NEPTUNEと3SH SEとの差よりも圧倒的に大きいかも。
8SEは音の細部に魂が宿る感じが強く、他のイヤホンではさらっと聞き流してしまいそうな部分にまでしっかりフォーカスが合っているのが特筆ものです。
まだまだ上位モデルもありますし、世の中には優れたイヤホンがあるのでしょうけど個人的には素直な音の風合いも含めてかなりのお気に入りになりそうです。
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