ラステームから新しいデジタルプリメインアンプ「HDA723D」が発売されたようで。
先日もNuForceのデジタルパワーアンプを紹介したばかりですが、こちらはどちらかと言うと「てんこ盛り」系のモデルで、DSDネイティブ対応のUSB-DAC機能も搭載しています。
パソコンとスピーカーさえあれば、あとはもうこれが一手にオーディオ部分を受け持ってくれるという製品ですね。
DSDは5.6MHzにも対応していますし、ASIOとDoPの両方に対応しているのはPCオーディオに長けたラステームならではかと。
DACチップはPCM1795で、その点では先日紹介したUSB-DAC「UDAC32RD」とも同等ということになります。
ヘッドフォンアンプもどうやら同等みたいですから、差額2万円弱でスピーカーにも対応できると考えるとこちらがお買い得かも。
アンプとしては最大出力で35W+35W/8Ωと、そこそこな感じです。
ただアナログ入力が全く用意されてないのはちょっと残念かな。
この手の製品ではデジタルアンプだから…という感じに位置づけてるのをよく見かけますけど、あくまでもDAC出力されて以降はアナログ処理されてるわけですからねぇ。
むしろDSDでフルデジタル処理されるような製品が出てくれれば、それはそれで面白そうですけれど。
なお、消費電力は最大150Wと、それなりの出力になればやっぱりそこそこ電気を食うんですね。
電源にSMPS(Switch Mode Power Supply)という、OlasonicさんのSCDSみたいな回路が実装されてるそうですが、省電力さに関してはどうやらNANO-UA1のほうが一枚上手のようです。
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2 Responses
7月 10th, 2013 at 1:10 PM
>なお、消費電力は最大150Wと、それなりの出力になればやっぱりそこそこ電気を食うんですね。
おそらく70W×2@4オーム=140Wなんでしょう。
Olasonicみたいにキャパシタにバッファするのが良いのか悪いのか。
バッファが切れたら、おそらくクリップするわけすし。
7月 10th, 2013 at 7:50 PM
aaさん、コメントありがとうございます。
デジタルアンプがエネルギー変換効率が80〜90%と高いとはいえ、最大出力時にはたしかにそうなりますよね。
通常音量時なら10Wもいかないくらいでしょうか。
それにしてもラステームさんの倒産はちょっとビックリしました。
どうも再開の見込みはなさそうな雰囲気ですし、残念です。