昨日、DSD対応のUSB-DACを紹介したばかりのRATOCさんからエントリーモデルのUSB-DAC「REX-A1648HA1」も12月に出るんだそうで。
先日からモニターさせてもらってる「RAL-2496HA1」も十分なほどに入門機だと思うのですが、さらにエントリーを狙うんでしょうか。
実売価格は9000円前後ですから、PC系のサウンドカードやUSBオーディオあたりとの競合かな。
ただし、いわゆるハイレゾ音源には対応しておらず、16bit/48kHzまでというスペックです。
チップだけでは決まらないとは言うものの、PCM2704Cを使ったものですから、PCM2704を使っているLXU-OT2(今度のステレオ1月号付録)に近い内容と思われてしまう部分もありそう。
立派な筐体があるのと、5Vの外部電源に対応しているなどの違いがありますけどね。
出力端子はヘッドフォン端子とRCA出力がそれぞれ1系統です。
面白いのはヘッドフォンを挿すとRCA出力が止まる仕様になってる部分で、アンプ部の共用化というメリットもあるのかな。
ただ、ヘッドフォンアンプはそれほど強力とはいえず、300Ω以上のものや低能率のヘッドホンには対応してない旨が公式サイトにも書かれているほどです。
個人的には見栄えはむしろちょっと悪いものの、実売価格の下がっている「RAL-2496HA1」のほうがオススメかな。
こっちもヘッドフォンアンプはやや非力な部分もありますけど、そこは予算次第でたくさんのRATOC製品から選ぶのも良いかと思います。