先日のヘッドフォン祭でRATOCさんからUSB-DAC内蔵ヘッドフォン「REX-UHPB1」という面白い製品が参考展示されていたそうで。
デザインはちょっとレトロな感じのオーバーヘッド型ですが、この中にUSB-DACとアンプを内蔵してるというのは面白いですね。
昔もUSB接続できるヘッドフォンというのはあったような気がしますが、どちらかと言うとヘッドフォン端子がないパソコンでも使える、という位置づけだったわけで、音質に配慮したピュアオーディオ発想の製品としては初じゃないかな。
中身も単に一体化したというところにとどまらずに、アンプも左右独立にTPA6111を搭載したバランス駆動になっています。
ヘッドフォンアンプでもバランス接続のは増えてきてますが、当然ながらステレオミニプラグでは無理なわけで、まだ決定版的な規格統一ができてないですから、いっそのことUSB接続しちゃえというのは面白いかも。
なお、USB-DACとしては16bit/48kHzまででハイレゾ対応はされてないようですし、内蔵のDACは「REX-A1648HA1」とほぼ同等だそうなので、PCM2704Cを使ったものだと思われます。
ヘッドフォンとして見てもオーディオテクニカのウイングサポートみたいな羽根も付いてますし、装着感も良さそうですね。
今回は参考展示でしたけど、たんなるコンセプトモデルではなく、6月下旬にホントに発売する予定だとか。
お値段も1万円弱くらいを予定してるそうで、これは結構注目のガジェットかもしれません。