Resonessence LabsからUSB-DAC「CONCERO」が発売されてるようで。
正直耳慣れないブランドですが、ESS Technologyにいた方が設立したカナダのメーカーだそうで、今回のCONCEROもESSのES9023をDACに使っています。
ESSのDACは性能が優秀なものの結構扱いづらいと聞きますが、元ESSの方ならうまく使いこなしていそうですね。
今回のが2つめの製品になるんですが、比較的廉価になってるのもうれしいところです。
基本的にはUSBバスパワーで動くシンプルなUSB-DACですが、デジタル入力と出力を兼ねた同軸端子があるのが特徴です。
USBでパソコンと繋げば、USB-DACとしてアナログ出力してくれつつ、デジタル出力でDDCとしても使える形になります。
そしてUSBから給電のみすると今度はデジタル入力として扱われ、D/Aコンバータとして使えるという、かなり変わったギミックです。
本体から切り替えたりできるわけではないですし、結局はどちらか一方での使い方になるのはちょっぴり残念ですけどね。
DACとしては24bit/192kHz対応のオーソドックスな内容で、アップサンプリングのOn/Offも可能です。
他にも3種類のデジタルフィルターをリモコンで切り替えできたり、DAC用2つとシステム制御用1つの独立電源回路やアルミ削りだしボディなど、他社高級ブランドの良さをうまく盛り込んでるなぁと感じます。
さすがに我が家ではもうUSB-DACは要らない感じですけど、もし今からチョイスするならきっと選択肢の一つになっただろうなぁと思う一台です。