ラックの高さの都合でDP-77の下に使えなくなってしまった、お気に入りのヒッコリーボード「RHB-20」は一旦、HD-7Aの下に敷いていました。
しかしHD-7Aは正直、今のところあまり出番がなく、下のラックが弱いこともあってせっかくのヒッコリーボードも有効に働いてない気もしたので、リビングに一枚持って降りることにしました。
リビングは以前も書いたとおり、以下のシステム構成になっていまて、自作のラックに入れてあります。
[ サブシステム ]
パソコン: Apple iMac 27inch 5K 2017
DDC: Apple AirMac Express
DAC: ARCAM DELTA BLACKBOX 50
CDP: Accuphase DP-70V
Pre Amp: Accuphase C-200L
Power Amp: Accuphase P-450
Speaker: B&W Matrix 805V電源タップ: ORB DP-4i GOLD
音声ケーブル: QED Qunex SS(CDP,DAC), Accuphase SLC-10(Pre-Power)
スピーカーケーブル: CHORD Epic Twin
電源ケーブル: ACOUSTIC REVIVE POWER MAX-5000(タップ), WireWorld STRATUS Series 5-2(Power), Accuphase付属ケーブル(DAC)
この中から何処に敷くべきかは結構迷いました。
これまでの経験では電源が重視されるものに効く印象があって、その観点からするとパワーアンプということになります。
ただ、ラックの上部スペースを考えるとパワーアンプの上はなるべく空けておきたいという気持ちもあります。
背が低いのはCDプレーヤーですが、DP-70Vは見かけによらず重いんですよね…。
そこでまずは試しに、いちばん敷きやすいC-200Lの下に敷いてみようということに。
うちのC-200Lはオプションのウッドケースに入ってるので、ある意味、いちばん効果が薄そうな場所ですが、いやいや全くそんなことはなく、大いに変化して驚いてしまいます。
私はC-280Lでも体験していますし、あれほどしつこいくらいにヒッコリーボード推ししてるので分かっていましたが、紗羅は変化を目の当たりにするのが初だったので、かなりビックリしていました。
ヒッコリーボードはとにかく音楽の躍動がとても高まるんですよね。
この変化だけはなかなか理屈や言葉では説明しきれないし、ある意味、もう体感していただくしかないのかなとも思います。
それでもあえて分かりやすく喩えるとするなら、人間が立っている床の材質で声の質感が変わるのに似ていると感じます。
この実験は以前、江川三郎氏が実際にやってみせてくれたことがあり、会場が広くてマイクを使っていて、そのマイクが板に乗ってなくても差がハッキリと体感できました。
それでも電子機器の振動が多少変化しただけではやっぱり説明は付かないのですけどね。
ともあれ、これでリビングもかなり底上げができたように思います。
この調子で他の機材用にヒッコリーボードを取られないよう、注意しなくちゃいけませんね。
スピーカー用にもRHB-20のハーフサイズくらいのがあったらなぁ、とか、薄いタイプやヒッコリーキューブのもう少し大きめのバージョン、さらにはヒッコリー製のラックなども…と思ったりしますが、それだけ素晴らしい完成度のボードだと改めて感じた次第です。