ACOUSTIC REVIVEさんのヒッコリーボード「RHB-20」をさらにもう一枚送っていただきました。
これまでプリアンプ、パワーアンプ、クリーン電源と3枚導入してありましたが、CDプレーヤーに入れてみたいと考えた次第です。
まずは素直にDP-70Vに敷いてみました。
CDプレーヤーに敷くこと自体は以前も試していて、その時はクリーン電源から奪ってきて敷いたわけですが、レコードと比べた時にどうしても薄っぺらく感じてしまう部分がかなり解消します。
ただクリーン電源での効きが他のどれよりも大きいので、優先順位としてはクリーン電源、パワーアンプ、プリアンプという順番になってしまいます。
どうも大きな電力を扱うものに影響が大きいようで、それは元々も脚の材質や強度、響きなども関係しているのかもしれません。
この状態では結局、手持ちのAccuphase 4台全てに導入したことになります。
こんなことなら最初からラックを自作して、天板にRHB-20が嵌まるような形にすれば良かったなぁ、と思ってみたり…。
ただここまでやるとまた欲が出てきて、スピーカーに使ったらどうなるだろう?というのが気になってきました。
どこから移動させるかが問題ですが、とりあえず外しやすいパワーアンプとクリーン電源から借りてきて、B&W Matrix 802S2に敷いてみます。
まずはこれまでの純正スパイクとACOUSTIC REVIVEのスパイク受けを使ったまま、床に置きました。
Matrix 802がグンと現代的になり、カンタンに言えばノーチラスっぽい鳴り方になりました。
Matrixでも箱鳴りは元々少ないですが、床鳴りが低域のカブリになっていたのでしょう。
802は高さが104cmとなかなかのっぽで、椅子が低めなのもあって高さが高くなり過ぎるのがやや難点ですが、低域は明らかにスッキリと濁りが減りました。
ただ、効果が高いと言っていたパワーアンプとクリーン電源から外した影響は、聴いていくうちにだんだんと気になってきます。
どうしても高域に金属的な響きといいますか、キンつくようなクセが出てくるんですよね。
また高さの問題もやはり出てきて、上を音が抜けていく感じがあります。
スパイクを外してヒッコリーボードのみにしてみましたが、これでもミッドレンジが耳の位置くらいになります。
純正スパイクが出す金属的な響きは減ったようで、堂々とした風格も出てきましたが、やはりツイーターが高すぎるなという懸念が残ります。
ちなみに椅子に座った状態での耳の高さが101cmくらいで、高さだけで言えば、床に直置きした時がちょうど良い感じです。
リビングのドイツ製ソファで測ってみると耳の宝は115cmとグンと高くなるので、やはりこれくらいの高さを想定して設計してあるのでしょうね。
椅子を替えるわけにもいかず、クリーン電源やパワーアンプでのメリットの大きさも考えれば、現状はAccuphase 4台で使うのがベストだと判断して最初の状態に戻しました。
ACOUSTIC REVIVEさんからはスピーカーにはクォーツアンダーボードが良いというアドバイスもいただいていますが、高さの問題もありますのでその解決策を探りつつ、ゆっくり検討していこうと思います。
ただサイズや使い勝手を考えると、ヒッコリーボードの万能性はホントに素晴らしいものがあります。
すでにラックがあると導入する気になれないでしょうし、直置きなら先にラックを…と考えてしまうかと思いますが、そんなケースでも1枚持っておいて決して損はないボードです。
ヒッコリーボードに限らず、ACOUSTIC REVIVEさんは「無料貸し出しキャンペーン」を実施されていますし、取り扱いショップにも貸し出し品を置いてあるところもあるようです。
うまくそうした機会を使っていただいて、良さを体感していただけたら良いなと、ユーザーとして素直にそう思っています。
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