レコードプレーヤーの下にACOUSTIC REVIVEのマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」を以前設置していたのですが、水平が取りづらいことやラック、アンダーボード変更などがあってしばらく外したままでした。
finalのボードを置いて脚もはみ出し気味でしたし、SAECのソリッドマットでずいぶん改善していましたから、そろそろ最終兵器のRMF-1を投入する時期かなと。
懸念事項だった水平はfinalのボードやラック自体を水平にしようかとも思いましたが、RMF-1に掛かる荷重でも水平の具合が変わってきますので、RMF-1の下にクロロプレンインシュレーター「CP-4」を敷くことで調整することに。
ターンテーブルのある左側のほうが重そうに見えますが、実際にはアームベースとアームスタビライザが付いている右のほうが実は重く、左手前に2枚重ねてほぼ水平という結果でした。
水平の微調整はRMF-1の位置でできますので、水平器を使って調整して早速聴いてみます。
これがもうキレが全く違う状態で、もっと早くやっておけば良かったなというのが率直なところです。
BL-99V純正の脚はヘタっていないのは良いものの、マイクロ精機から想像するよりもずっとフニャフニャしたフローティング系のもので、どうもこれではナローレンジになってしまうようです。
RMF-1もフローティングではありますが、もっと抑制の効いたリジッドな要素を持たせつつ、アイソレーション的な意味合いのフローティングですから、低域が風のように迫ってくるかのようです。
それでもMatric 802のウーファーはほぼ揺れてないので、ハウリング的な揺れは皆無といって良いでしょう。
帯域の広がりは高域も同様で、Lyra Helikonの伸びやかさがさらに活きてきました。
これならZYX Ultimate 100でも高域に不満がなくなるかも。
また帯域云々以前に、楽器の音色がより自然になっていて、特にピアノとパーカッションがキレとともに透明度を増しています。
ちなみにカートリッジ周りの磁気が気になる方も多いかもしれませんが、縦方向の漏れ磁束はそう多くありませんし、うちのような配置であればMCカートリッジが問題なく使えています。
不安定そうに見える点も底面が滑りにくいものになっているので、下手なスパイクより安定しているはずです。
もちろん、それまでにソリッドマットやfinalのボードを入れたことも功を奏しているとは思いますし、それらとの相乗効果もあるように思います。
ちなみにCDプレーヤーやDAC、NWPでもRMF-1は非常に効果大です。
軽量な機材なら3点支持でもOK(3個で21kg、4個で28kgの最大耐荷重)ですし、気になるお値段の部分も3つだとちょっとお手頃(?)になるかと思いますし、磁気フローティングが気になる方はお試しになってみるのも良いのではないでしょうか。
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