MacBSの日常生活的日記

Roonを試す

Mark LevinsonのD/Aコンバータ「No.360L」を導入してから出番がめっきりなくなったDENAFRIPS ARESIIを活用してみても良いかなとRoonを試してみることにしました。

といってもRoon Readyな機材はないので、Mac miniにDENAFRIPSをUSB-DACとしてつないで使うだけですからRoonの本領発揮ではないと思いますけど、そこはまあお試しということで。
No.360Lは24bit/96kHzまでで、DELA側でDSDはPCM変換(32bit/44.1kHzになる)してGUSTARD U16経由で入れてますので、DSDでは有利になるはずという思惑もあります。

早速聴いてみると正直やっぱりUSB-DACという感じのサウンドがしています。
ROON+DENAFRIPSは明瞭で安定感はあるのですが深み、沈み込みが少なく軽く感じてしまいます。
また余韻が薄いようにも感じられました。

DELA+Mark Levinsonの悪いところを捉えるとやや曇りがある感じもありますが、柔らかさと自然な雰囲気が両立していて場の空気感が出てくる印象です。
穏やかだが深みがあり、音に滲みが少ないので実体感があります。

ピアノ、ボーカルではROON+DENAFRIPSが歪みは少なく透明感があってスッキリしています。
中高域はややキツめでしょうか。
こちらも再びマークレビンソンにしてみるとシルキーな柔らかさがあります。
ボーカルだと口先でなく腹式呼吸での発声を感じて艶やかになり、やはり実体感に差を感じてしまいます。
ピアノもMark Levinsonのほうが打鍵がしっかりしているように思います。

実は先日のネットワークハブのポート無効化などの設定はこの試聴をした後にやったのですが、これでさらに差が広がった感があります。
音像のシャープさ、音場の正確さ、広さがかなり違っていて結局また出番は減ったままです。
ただRoon自体はHP-A8では便利でして、音もそれまで使っていたmconnect Playerと比べるとずいぶん良くなっています。
とりあえずそっちのニーズでは採用ということになりそうですが、据え置きオーディオ側はやっぱりRoon Readyな環境が整ってからかな。
最近はごく短時間しかスピーカーで音楽を楽しむ時間は確保しづらいですし、そんな時くらいはパソコンの電源を切りたい(スリープだけど)気もするので、そっちの路線にはあまり積極的にはいかないとは思いますが、試さないのも面白くないですからトレンドとしては追っておこうと思っています。

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