ずっと狙っていたSAECのヘッドシェル「ULS-2X」を入手しました。
トーンアームもSAEC WE-407/23ですからまあ相性は良いでしょうし、ULS-3Xみたいに重くないのでミドルマスウェイトを装着している我が家では扱いやすいですし。
ちょうど新しいTANITAのスケールを買ったところだったので量ってみるとリード線込みで10.1gでした。
本体は公称9.5gなので順当なところでしょう。
リード線もおそらく純正のままだと思われます。
基本的にはULS-2の側面にチタンの板を取り付けたような構造で、共振低減されていると推測されます。
ULS-2は経年劣化で変形しているものが稀にあるらしいですが、その点でも横にネジ止めされてるので変形が防げているでしょう。
カートリッジはどれを付けるか迷いましたが、最近出番が減っているZYX RS30に装着することに。
RS30自体が非常に軽量(4.2g)なので全体でも15gに満たないくらいになって、ミドルマスウェイトでは逆に軽すぎてギリギリになっちゃいましたけどなんとか使えます。
音傾向としてはチタンの音色がやはりほんの少し乗るかなという印象です。
トランペットあたりでわずかに分かる程度で、むしろそれがキレの良さにつながる部分もあります。
ZYXは少し高域が物足りない傾向なのでちょうど良いでしょう。
音像がソリッドになる感覚で温度感もだいぶ高めになり、ZYXの真面目だけどどこか冷めて客観的な感じは補えたのかな。
言ってることが若干矛盾している感じもしますが余計な響きは少なめなので、長引かない短い余韻がほんのり付加されるという印象です。
若干軽量過ぎるので将来的にはSONY XL55あたりと入れ替えることも考えてみようかなとは思いますが、ZYX RS30の出番を増やすにはちょうど良いのかも。
これでまたすぐSONYやYAMAHA、Victorに変えたくなるようなら考えたいと思いますが、ヘッドシェル自体は古いものにしてはかなり良好かなと思っています。
|
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)