SENNHEISERのヘッドフォン「HD25-1 II」をゲットしてみました。
HD598を導入する際にもHD25-1 IIとはHD650とともに迷ったのですが、その時の出物とか価格や相性などを考えてHD598にしたものの、やっぱり気になっていた一本でした。
とはいえ今回のゲットは偶然で、まさにちょうど出物があったから、なのですけどね。
国内保証書などはなかったので少々不安はありましたが、調べてみた限りでは偽物ではなさそうです。
付属品の交換用パッドとキャリングケースはちゃんと付いていました。
ちなみにヘッドバンドを見ると、アイルランド製だと分かります。
装着した場合の側圧はやはりかなり高いですが、私の場合は痛くなるほどではありませんでした。
この個体自体はほとんど使われていた様子がないですから、これから次第になじんでくるでしょう。
それでもきつかったら、ティッシュペーパーの箱でも挟んでおきます。
まずお試しではiPhoneやiPod nano直挿しで聴いてみましたが、正直言ってこれでは駆動力が物足りず、以前試聴した時のような、この機種独特の低域の魅力も弱まってしまいます。
そこでポタアンも入れてみましたけど、それでもまだまだで、AlgoRhythm Soloまで投入してやっと「これぞ、HD25-1 IIの音!」というサウンドが引き出せました。
別に鳴らないとか音量が取れないということはないのですけど、それなりの駆動力を要するのでしょうか。
音質に細かく触れるのはまた次回以降にしたいと思いますが、全般的にはプロフェッショナル向けと言いつつ、意外とリスニング向きな気もします。
ソースはあまり選ばず、オールマイティでありつつも、ロックのノリの良さは格別ですし、その中でもボーカルが濁らないのも特徴的です。
クラシックだって全くソツなくこなしますし、ジャンルというよりもソースによって普通だったり、ググッと魅力的になったりと、良い意味でクセになる特色を持っています。
そういう意味でもやはりロック系は確かに格別ですけど、意外としっとりしたものでもドキッとさせられることがあったのが予想外の収穫でした。
帯域も欲張らず、その中の鮮度を重視している印象です。
先ほども挙げたとおり、AlgoRhythm Solo経由にすると、音域がグッと広がり、ボーカルでは息を吸う音が他のヘッドホンより顕著に聴き取れるのに感心しました。
この辺り、位相が整っているからではないかな、と勝手な推測をしてみたりしました。
装着面では耳への圧迫はそれなりにあるものの、やっぱり軽量コンパクトなので、出番はHD598より断然多くなります。
こんな使い方をしてると怒られるかもしれませんが、寝る前に布団の中で聴くと最高なんですよね。
頑丈かどうかはわかりませんが、パーツごとに購入可能だという安心感もあります。
次回以降はそのHD598などとの比較試聴をしつつ、発売時期から考えると今さら感はありますが、音質についてもう少し掘り下げてみようかなと思っています。