キソアコースティックのオーディオアクセサリーブランド「Shizuka」のケーブルノイズキャンセラー「CNC20-200」を入手してみました。
簡単に説明しますとケーブルに巻く海苔みたいな感じのもので、「難燃性素材に耐ノイズ効果のあるシールド材をラミネートした」ものだそうです。
内側部分にはカーボンマイクロコイルやフェライトなどをハイブリッド化した炭素繊維シートが重ね合わせてあり、これが広範囲の電磁波を吸収するんだとか。
アース端子もあるので、これを巻いたケーブルの先の機材のシャーシやマイナス側に繋いだりする形です。
思っていたより意外と太いケーブルは巻いた中に収まらないのと巻くと自由に曲がらなくなるので、いくつかの候補のうち巻きやすいスピーカーの中高域側のみに巻いて、マイナス側にアースを取ってみました。
早速聴いてみますと、そこまで劇的な変化はなく、少し澄んだ感じがします。
しばらく聴き込んでみると歪みが減ったような感覚もあり、ハープシコードの音階がより明瞭になったなと。
尖った感じがなく滑らかになり、中域が明瞭で前に出るようになったという印象もあります。
曲が始まる直前の静寂と立ち上がりの空気感のようなものがしっかり出るようになってキンキンした感じがありません。
ピアノは少しツルンとしたような気がしないでもないですが、この手のアイテムにしては音数が減ったり力感が弱まるといったマイナスポイントも少なめな気はします。
直前にSATAノイズフィルタも装着したのでそれとの切り分けが難しいところですが、CDプレーヤーやレコードでも傾向に変化はないので、おそらくShizukaのほうの効能でしょう。
いわゆるデジタル臭さがかなり軽減したと思いますし、しばらくは装着した状態で試してみようと思っています。
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