MacBSの日常生活的日記

SHURE M97xE

ケーブル熱も冷めないまま、フォノカートリッジ収集にも熱が入っていますが、SHUREがお気に入りになったこともあり、現行モデルの「M97xE」をゲットしてみました。

当初は中古のV15狙いを考えたんですが、さすがにやっぱり相場が高めなんですよね。
その点、M97xEのほうはお店によってかなりの価格差があり、直輸入品の格安のを買ってみたわけです。
ちなみに格安だからというわけでもないでしょうが、メキシコ製でした。

注意点としては箱が大きい割にはヘッドシェルやリード線などは付属せず、基本的にはカートリッジのみという点でしょうか。
立派な金属製ケースも付属していて、精密ドライバーやオーバーハングゲージ、ブラシなども付いてるんですが、それならヘッドシェルがあったほうがうれしいかも。
せめて立派な金属ケースが、シェル装着後のケースにでも流用できれば良いのですが、筆箱にも使いづらいような感じで用途が見当たりません。

ダイナミック・スタビライザという面白い機構が付いていて、通常の適正針圧は1.25gですが、ダイナミック・スタビライザ(という名のブラシ)を下ろした状態だと0.5gほど加算して1.75gが適正になるという仕掛けです。
このブラシが先行して溝のゴミを取り除いてくれるのと、静電気を逃してくれるらしいです。
実際、ブラシを下ろすとノイズは減りますが、音質的にはやはりブラシを上げたほうが良いかな。
どうやっても静電気が大量発生するディスクもあるので、そういう場合は使ってみようかと思いますが、デフォルトは上げておくことにしました。

全般的な音傾向はSHURE M75に似ていますが、さらにクセがなく聴きづかれない雰囲気です。
当初は取り付けネジに少し制限がある(貫通式でない場合は短く、頭が小さいものでないとダメ)のでヤマハのヘッドシェルにしていましたが、これだとどうも音が甘すぎるので現在はADCに変更してあります。
ADCにするとずいぶん現代的になり、M75とortofon 2M Redの中間くらいの音傾向かな。
M75よりも高域はさらさらとしっかり出ているし、トレーサビリティも高いのはさすがに現行上位モデルだなと感じます。

当面はこれがメインカートリッジになりそうですが、アナログディスクはホントにどこを変えても反応が大きくて面白いですから、ヘッドシェルやリード線などの組み合わせをまだまだ楽しむかも。
ortofon 2M Redのほうも時間ができた時にヘッドシェルを交換してみたいなと思ってるところです。

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