MacBSの日常生活的日記

Singxer SU-2

SingxerのUSB-DDC「SU-2」を導入してみました。

USB-DDCはたしかhiFaceから始めてX-DDC、hiFace Two Pro、そしてGUSTARD U12、U16と使ってきたと思います。
hiFace Two Pro以降はパソコンとの接続ではなく、SoundgenicやDELAから同軸やAES/EBU出しのためになりましたけど。
GUSTARD U12からはそれまでとだいぶ進化した感じがしていて、U16も安定動作にやや難があるものの、音質的にはかなり満足していたのですが、外部クロックを入れて「これはまだ伸びしろがあるんじゃないか」と欲が出てしまいました。

これまでの路線の延長線上でいえばU18導入が正当なところですけど、それだと面白みもないのでSU-2をチョイス。
Holo Audioなどでも母体になっていますし、定評もあるDDCですので安心感もあります。
当然ながら外部クロック入力がある点も重要なポイントでした。
U16からすると光出力がないくらいですけど、うちは前述のように同軸とAES/EBUを使っているので問題ありません。

U16と違って外部クロックを使う場合は底面のDIPスイッチを切り替えないといけないので、もう最初から外部クロック使用にセッティングしてDELAに接続しました。
(写真はデフォルトの内蔵クロック設定になっています。)

まずはaune audio XC1から正弦波で試してみると、中低域の音階が明瞭でありつつ量感が増えた感じがします。
全体的に穏やかさがあって、GUSTARD U16よりもニュートラルな印象を受けました。
U16は繊細な感じは個人的には気に入っていたのですが、やや作為的な音作りに感じられる部分があったのでそこが解消したというところでしょうか。

SU-2だと全体に腰が下がったような感覚で、いわゆる暖色系だと思います。
ジャズでは明らかに温度感が高くなっているのが感じ取れましたが、GUSTARD U16から音質は向上したものの、音傾向は若干モッサリした印象も受けました。

そこで次はクロックを矩形波に変更してみます。
ちなみにクロックを外すと真ん中の赤ランプが点滅してクロック入力が消失したのがちゃんと確認できます。
内蔵クロックの場合は青点灯のようです。

U16では正弦波のほうが良い感じだったのですが、SU-2では矩形波のほうがキレが良く、ステージのもやが晴れたような感覚があって良好そうです。
ただ矩形波はクロックケーブルの影響を受けやすいはずで、そこは今後の課題ですね。
とはいえ、矩形波使用で文句なくU16からの向上をしっかり感じ取れるようになったと思います。
まだこれで完成というわけではないですし、GUSTARD U16はパソコンとつないでroonを使うことも視野に入れての導入ではあります。
しばらく微調整しつつ、デジタル再生の底上げを地味にやっていけたら良いなと思っています。

モバイルバージョンを終了